ベトナム コロナ 対策。 入国者全員が医療申告の対象に、ベトナムの新型コロナウイルス対策(ベトナム)

新型コロナ/総額2900億円を給付/ベトナム 休業・失業対策へ/労働者・個人事業主に

ベトナム コロナ 対策

コロナ対策、日本とベトナムで分かれた明暗。 世界でコロナウィルスが猛威を振るっている。 感染源は中国・武漢の海鮮市場からとされ…という情報はいまさらすぎるのでもうしないが、個人的には「ツイてない」という一言に尽きる。 私はふだんからリモートワーク中心に生計を立てているにも関わらず、このタイミングで一カ月間に渡り日本に、しかも国内一、世界トップクラスの人口密度を誇る東京都内にいる。 いてしまったのだから。 私には私の事情があるし、今は今で一期一会もあるのでやむなし。 それはそうと、 今回の世界コロナ大狂想曲を見ていて印象づけられたものが、日本とベトナムで別れた明暗だ。 ベトナムによるコロナ対策のスピード感 本件でベトナムがとった動きは早かったし、なにより厳しかった。 そこでまず、日本語ベトナムニュースサイト「」さんより時系列で記事を紹介したい。 私から言葉を足さなくとも、記事タイトルを斜め読みするだけでその早さと厳しさが伝わるはずだ。 強調箇所を太字にした。 以降は「」さんでご覧いただきたい。 見てお分かりかと思うが、 ベトナム政府も自治体も、そして民間も、防疫はもちろん関連する経済対策も差別問題も、早い段階で先回りしているという印象がある。 中学生のマスク配布の動きもそうだが、これをニュースとして取り上げること自体もうまい(記事を読んで「お年玉多いな~」と思ったが)。 国民が一致団結してコロナに立ち向かおうとしていて、まさにワンチームといった感じではないか。 ベトナムを持ち上げる意図はまったくないが、素晴らしくない?これ。 休校措置は3月末まで延長する可能性もある。 この措置は新型コロナウイルスが流行している他の国々と比べ「やり過ぎ」ともされているが、保護者をはじめとする国民からは高い支持を得ている。 その対策に「(他国に比べて)やり過ぎ」という指摘もあるが、今となっては肯定的な意見の方が多いだろう。 実を言うと「終息」と聞いたとき、国内では保険制度が整っていないことから病院に行きたがらない人もいることを知ってため、検査を受けた母数がどんなものか、本当に終息しているのか、とうがった見方をしていた。 だが、治療費が全額無料だったと分かった今となっては反省するばかりだ。 コロナ対策において対照的なベトナムと日本。 正直言ってこの早さがうらやましい。 また、先の引用にある通り、 ベトナムでは2月3日という早い段階で、全国的に教育機関の休校措置がとられていた。 この中には現地日本人学校やインターナショナルスクールももちろんふくむ。 そのため、SNSでは子どものいる在住日本人の多忙ぶりを目の当たりにしていたが、英断だったのではないか。 いや、各ご家庭におかれましては大変だろうけど。 そうしてベトナム国内での状況が落ち着きはじめた今、対策の照準は、世界でその不備に否定的な報道真っただ中の日本(人)に及ぼうとしている。 ベトナムの教室、撮影時はもちろんコロナ前。 日本人のベトナム入国に制限がかかりそう ベトナムは現在、 日本からの入国者、つまり日本人訪問者の大半に対して隔離を検討中。 まだ検討中だが、個人的には、日本での終息の目処が不透明な状況下では決断される見込みが高いと見ている。 その予想を強める材料もある。 すでに実際、こんな動きが出ているのだ。 先ほど私の友人(日本人)のもとへ公安がやってきて聴取。 彼のベトナム語では十分通じないので、私が電話にて通訳。 公安は日本での滞在場所、期間、ベトナムに戻った日、「感染地」である東京・横浜を訪れたか、それはいつかなどを聴取。 次のお達しがあるまで家の外を出歩くなとも。 — Niizuma Toichi tniizuma ベトナムは社会主義国家。 傾向的に「国家権力が強くグイグイくる」ので、昼夜問わず突然ぞろぞろと公安が家を訪ねに来ることもある。 私自身、突然深夜3時にノック、ドアを開けると申し訳なさそうなアパートの守衛の後ろに、無表情の公安が3人、ということもあった。 理由はもちろんコロナでなければ私が不法滞在者という訳でもなく、管轄エリアに日本人が来たのが珍しかったようで、たぶんに「懐をあたために」来たのだろうけど(察してください)、つまりはそういうことがある国だ。 ちなみにビザを見せたら素直にお帰りになられました。 なので上記ツイートの状況はありありと想像できるのだが、「次のお達しがあるまで家の外を出歩くな」とはかなりハードなご注文…。 だいたいこういうことに限って「次のお達し」(要するに報連相)は期待できないと私は考えているので、それも併せて悲惨だなと感じる。 存じない方だが幸あれと…。 で、だ。 日本(からの入国者)に対する措置は、ベトナムだけに限らない。 タイでもこのとおり要請が入っていて、ベトナムよりは幾分かソフトだが、少なくとも防疫においては「日本の信用は失墜したのだなぁ」とガクンと肩が落ちる次第である(措置自体はまったく否定しない)。 ちなみにタイもベトナムも在住日本人の間では、「しばらく戻ってこれなくなるかもしれない」と、予定していた日本への帰国を見合わせるケースが増えている。 そんなベトナムだが、ではもともと防疫意識は高かったのか?というと、そんなことはない。 むしろ個人的には「日本より確実に低い」と日頃から感じていたくらいで、だからこそ今回の動きには心底から驚いた。 「公共の場」とはあいまいな気もするが、こうしたところは確実にアウトだろう。 咳き込んでも自分も周りも気にしないベトナム人 一億人近い国民をひとくくりにはできないが、 私の過去7年間のベトナム生活でマスク姿のベトナム人をほとんど見たことがない。 いや、バイク社会のベトナムでは排気ガス除けのマスクは無尽蔵にあるが、風邪対策のマスクという意味で。 あとK-POP的な黒いおしゃれマスクも除きます。 カフェで肺から気合の入った咳込みをしている人がいても、マスクもしなければ腕で(もちろん手の平でも)押さえることはまずない。 実害があるのでさすがに文化の違いとして許容できず、正直なところそのたびにイラついていたくらいで、防疫意識という点で日本とベトナムは天地の差ほどあると勝手ながら思っていた。 しかし実際はこのあり様だ。 個人と国家での動きはまた違うものだが。 日本とベトナムではさまざまな条件が違うので単純比較はできない。 それに我が国の対策には、ひょっとすると私のような素人には到底考えに及ばない意図がある…のかもしれない。 しかし、結果が結果だ。 感染の広がる日本、感染の広がらず終息へ向かうベトナム。 この違いは何だったのか、自分にとって腹落ちする仮説が3つあるので聞いてほしい。 ホーチミン市を代表するおしゃれなカフェ(咳き込んでいる人がいた訳じゃない) 集団行動と正常性バイアスと事なかれ主義 正常性バイアスとは、災害心理学で使われる心理学用語。 平たく言えば「非常時に自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価すること」だ。 心理学というアカデミックな領域につっこんで恐縮だが、話半分でいいから聞いてほしい。 日本はよくもわるくもこの正常性バイアスが強い。 よいケースが、災害による避難生活の配給などできちんと列に並ぶ。 わるいケースが、まさしく今回のように「自分はかからないだろう」「意味はないだろう」とマスクをしなかったり外出を…と、言いすぎると自分の首を絞めるのでこのくらいで(今もマスクはつけてます)。 前者のよいケース(災害時に並ぶ)はベトナムのニュースで取り上げられる様子を何度か見た、論調は「我がベトナムも日本の高いモラルに学ぼう」というもの。 だが結局は、誰も横入りはしないと思っているから列に並ぶ。 どこかで自分はコロナにかからない、どこかで日本では広がらないと思っているから対策が甘い。 だと思う。 私はだが、 秩序は日本人の本質じゃない、0か100かの集団行動で、それによる正常性バイアスで、それによる事なかれ主義だと思っている。 それが秩序に見えていたので褒めちぎってくれていただけで、今回は防疫という場面でおもいっきりマイナスに働いてしまった。 その点において日本とベトナムは真反対の国だったと言える。 一方のベトナム、たとえばホーチミン市は900万人都市とじつは大差がないが、決定的に違う点がある。 主たる移動手段が、前者は電車、後者はバイク(と車)。 その過密ぶりは似た者同士だが、周囲との距離感はまったく異なる。 少なくとも私がベトナムでバイク運転中に「他人の咳が当たった」という経験は一度もない(もし当たったらドライヤー級だ)。 車となればもう個室。 運転手が、あるいは乗客が感染していたらアウトだが。 この違いは交通インフラの充実度、言ってみれば都市の発展度も関係してくる話なので、どうしようもないといえばどうしようもない。 それならそれで、ベトナムは日本より感染しにくい状況にも関わらず、早急に対策を講じていたという言い方もできる。 意外とガス除けマスクが仕事している? あと、これがもっとも「仮」説になるが、先述のとおりベトナムには排気ガス除けの布マスクがある。 バイクが一家に一台以上という状況なので、ベトナム人なら老若男女だれでもマスクを持っていてもおかしくない。 マスクでウィルスは防げないとはいうが、一方で飛沫感染には効果があるとも聞く(なら防げるよね)。 なら、排気ガス除けの布マスクでも意味はあるし、風邪用マスクが手に入らなかった人でもとりあえずそれで場をしのぐことはできる。 仮説をまとめると、集団に合わせない、感染しにくい、マスクもある。 そのうえで国が厳しく対策措置をとっている。 明暗も分かれる訳だ。 もうひとつ言えば、ベトナムは昨年9月頃にハノイとホーチミンが大気汚染都市ワースト1位と3位に入ってしまっていた。 当時は在住者の間でもうかつに外出できないという声をたくさん聞いたが、空気対策という点ではある程度の予行演習ができていた…のかもしれない。 いや、これは考えすぎか。 コロナ以降、日本の信用が一段下がる。 そのときどうする。 そんなこんなで明暗の別れた日本とベトナム。 ある在住日本人が口にした言葉が印象的だ。 「防疫においても日本は後進国になってしまった」 日本を煽るつもりはないが(そもそも私は日本人で日本びいきだ)、今回のコロナの一件は、日本の弱みをあぶりだすにはうってつけのリトマス紙だったと言える。 試験で済むならいいけれど。 実際に問題として、人には人の事情があり、経済活動もあり、また道理もある。 人が密集する大都会をゴーストタウン化させるのはどこでだってむずかしい。 しかしベトナムは、国民の移動制限を最小限に抑えてできることを片端からやっていったと思う。 そんなベトナムの動きがうれしく、そんな日本の動きが悲しい、複雑な感情だ。 乗り越えても、新たな問題も発生する。 おそらく今回をきっかけに、 日本は今よりもう一段階、ベトナムの、世界からの信用を下げることになる。 車…電化製品…アニメーション…などなど、戦後の先人たちが築き上げた信用という貯金は食いつぶしかけていて、ますます「日本人だから」といって高い下駄を履かせてはくれないようになるだろう。 なにしろ今は怖がられてしまうくらいなのだから。 悲しいかな。 そんな弱さを見つめて、個人の力をつけるなり、それぞれがコロナ以後の「人生の対策」を講じたいところだと私は思う次第です。 この両国の対応措置の違いには、 ベトナムが共産党一党独裁であることは間違いなくあります。 だからこそ「やり過ぎ」とも言われるような措置を押し進められたし、その違いを無視して「だから日本はダメ」と言うつもりはありません。 なので「弱み」と言うのだし、 さらになによりも最大の弱みは、この局面においてすら「日本には日本の事情がある」という諦め志向です。 コロナにもしなにか利点があったとするならば、それを考える機会を日本に(ひょっとすると韓国やイタリアなんかにも)与えたことではないか。 措置の違い、ひとつひとつを見ていって、日本はこれができたのか、どうしてもできなかったのか、考えるところからはじまると私は思います。 関連記事.

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【緊急レポート】新型コロナ対策優等生といわれるベトナム。在住日本人から見たベトナム政府の対応はどうだったか?

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<ベトナム政府ハッカーを使って中国の情報を収集> あながちフェイクニュースではないかなと思っています。 何でかと言うと、春節で日本に帰国した時点ではすでに日本でも武漢封鎖のニュースが流れていましたが、春節あけ、オフィスで会ったときに日本人は「寒い時にはインフルエンサも流行るし、すぐ落ち着くでしょ」と同僚と話しているのに対し、ベトナム人同僚はものすごいこのコロナを警戒していたんですよ。 ここはニュースで発信された情報の差だと思うんですけど、2003年にはやったSARSの時に、ベトナムは中国の隠ぺい体質によって、感染拡大させてしまったので、どうやら今回ベトナムは1月6日から中国政府や武漢当局をハッキングしていたと発表がニュースになっていました。 すごいですね1月6日からですよ。 このようにハッカーを使ってベトナム政府が今回のウイルスもやばいと状況を判断して、全ての学校を春節あけの2月3日から休校にしたり、外国からの入国を早々に厳しく制限したりしていたんですね。 中国政府の隠ぺい体質もこわいけど、ベトナム政府の監視体制も怖いなというのが正直なところです。 <ベトナムでは早急な検査キットの開発> 入国制限がかかってから、ベトナム入国者へのコロナ検査が始まったわけですが、検査結果がすぐ出ていたんです。 私も日本へ帰国するときに日本の検疫でPCR検査をしないといけなかったので、「検査してもすぐ家に帰してもらえない、なぜなら検査して結果が出るまでに2-3日かかるらしいから」って話をしていたんですけど、「そんなわけないでしょー」ベトナムでは検査したらすぐ結果でてるよ、っていう反応だったんです。 なんだこの違いと思ったら、ベトナムの軍医学大学と民間のコラボで3月初めにコロナの検査キットを開発して、即生産されて、医療現場へ届けられていた。 わかった。 これによって一日1000件の検査が可能になり、なんと検査後2時間で結果が出るという、日本のPCR検査は何であんなに時間かかるの!ってそりゃベトナム人が突っ込みたくなるわけですよ。 日本の各社が現在もPCR検査を短縮できるように開発してくれていますが、この検査キットにおいても日本はベトナムに追い越されているなと感じたわけです。 ベトナムがなぜコロナを封じ込めていることができているかという要因の一部をお話しさせていたのですが、その他にも国民が政府の指示、命令に徹底的に従う従順さもあって、ベトナム人の窮地に立たされた時の強さが発揮されている思います。 今日から新しいこころみで、最後にベトナムあるあるについて、ちょっとしたストーリーをお届けします。 ベトナムのオフィスでの出来事、デスクの向こうにいる人を呼ぶシーンで「トアンおーい、トアンさーん!」そうするとはい、はい、はい?って何人ものトアンさんが反応するというベトナム人は同じ名字だらけだし、名前も同じの使い過ぎっていう、オフィスで名前を呼ぶときにちょっと困ってしまうというストーリでした。 このベトナムあるあるは、何かネタがあったら付け加えて行きたいと思います。 引き続き情報発信をしていきたいと思いますのでまた次の記事でお会いしましょう!.

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ベトナムの新型コロナ死者数がゼロなのはなぜ?国の対策や予防方法は?

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日本は最下位の37%だった(4月20日現在)。 中国と長い国境を接するベトナムだが、実は、現在まで死者が1人も出ていない。 いったいどのような対策をとったのだろうか。 ベトナムは過去にSARSが流行した苦い経験を持ち、今回のコロナウイルスに対して素早い対応を見せた。 まず、武漢で最初の死者が出た段階で国境閉鎖や空港の使用を制限。 1月半ばには関係機関や病院へ対応を指示し、早期発見と治療、隔離のための準備を始めている。 フック首相は1月30日に流行宣言を発令。 この段階で、国内の患者はわずか6名だった。 2月にはコロナ対策のための委員会が組織され、WHOと国内700の病院をネットワークしたビデオ会議で専門知識の普及を促した。 次いで、啓蒙のためのウェブサイトと携帯電話用のアプリが作成される。 公式アプリ「ベトナムの健康」は、大手通信企業「ビッテル」が6日間で完成させたもので、正しい医療情報や自己隔離の方法などを提供し、近くの病院を検索することも可能だ。 ユーザーは自分の体調を送信することで、国民の体調が、リアルタイムでデータベース化されていった。 まもなくアプリで、感染者や濃厚接触者の居場所や移動状況もわかるようになる。 アプリには、ベトナム国民向けだけでなく、ベトナム入国者向けも開発されている。 SNSに虚偽情報を流した人間には、罰金を支払うルールも策定し、5~6万円程度の罰金刑を課した。 こうした徹底した隔離政策の下、2月末には16名の国内患者全員が回復する。 新たな患者が現れた3月には、流行第2波を宣言。 3月末にパンデミックを宣言した。 モスクなどの宗教施設もロックダウン、集会を禁止し、社会的距離が義務化された。 路線バスやタクシーは運休、鉄道の本数は制限された。 4月16日から23日までは1人も新規患者が出ていない。 コロナに関する情報を国民に周知させたのが、軍隊や役人が一丸となった広報活動だった。 「コロナの流行と闘うのは敵と闘うようなものだ」というスローガンの下、「ウイルスは共通の敵」というメッセージを強くアピール。 世界的な手洗いダンス旋風を巻き起こしたのもベトナムだったが、もともとは政府が作成した啓蒙ビデオである。 マスクなどの生産に入るのも早く、いまではサージカルマスクや布マスクを1日に1200万枚以上作れるという。 新たな流行に対応できるだけの生産体制を整え、大量の医療用品をカンボジアやラオスに寄付している。 このように、早くから、医療用具の生産、空港・国境・学校の閉鎖、大胆なロックダウンを進めたことが功を奏した。 一党独裁政権だからできたとの批判もあるが、とにかく政府の動きが早くて確実だったのだ。 今年、ベトナムはASEANの議長国だった。 先日、日本、中国、韓国の3カ国と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の首脳をテレビ会議でつなぎ、感染対策で基金を設立することで合意した。 コロナ対策に成功したことで、国家間のリーダーとしての地位も確保している。 冒頭に紹介したアンケートでは最下位だった日本だが、「コロナに対する危機意識」の高さではベトナムと並び1位になっている。 国家主導ではなく、民間の意識の高さが日本の特徴なのかもしれない。 強制力のない行動制限のなかで患者数を抑え続けることができるのかどうか。 それは、日本人の意識次第だ。 (取材・文/白戸京子).

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