プンプン 漫画。 【絶望】読んでて鬱になる…後味の悪い漫画おすすめ11選

[おやすみプンプン]鬱漫画の傑作を解説_前衛にして王道の名作を紹介(ネタバレあり)

プンプン 漫画

『おやすみプンプン』や『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』など、多くの作品が話題となる、作者。 『ソラニン』は宮﨑あおい主演で、2010年に映画化もされました。 浅野いにおのデビューは、1998年。 「ビッグコミックスピリッツ増刊Manpuku!」(小学館)で『菊池それはちょっとやりすぎだ!! 』が掲載されます。 2001年「月刊サンデーGENE-X」(小学館)GX新人賞に『宇宙からコンニチハ』で入選します。 初の連載作品は『素晴らしい世界』。 可愛らしい絵柄が人気で、でんぱ組. incのシングル「あした地球がこなごなになっても」やサンボマスターの「きみのためにつよくなりたい」などのジャケットイラストや、アーティストのグッズTシャツのイラストレーターとしても有名です。 デビュー前の一時期は、最終兵器彼女などで有名な高橋しんのアシスタントをしていました。 浅尾いにお今作の主人公は普通の絵柄の人間ではなく、らくがきのような鳥です。 しかし周囲は普通の人間として扱っています。 愛らしい鳥の姿をした主人公・プンプンの人気と、どこにでもありそうな街でおこる一風変わったシュールな出来事の相乗効果で、連載期間は5年にもおよび人気を博した、浅尾いにおの作品です。 他のいにお作品を知らなくても、この作品だけは知っている!という人が多いのは、シンプルなのになぜか可愛らしいプンプンの影響ではないでしょうか。 彼には田中愛子という幼馴染がいます。 中学までは一緒でしたが、高校からは別々になってしまいます。 愛子への想いを胸に、日々モンモンするプンプン。 学校が変わって好きな子と離れ離れになった経験は誰しも持っているものではではないでしょうか。 この作品は、とある楽曲が作品の隠れテーマのように使われています。 その楽曲は70年代初期に活動したバンド・はっぴいえんどの名曲『風をあつめて』です。 新旧問わずたくさんのアーティストにカバーされている楽曲ということもあり、世代問わず人気の楽曲です。 71年発表の楽曲が使われてはいますが、舞台は現代の海辺の町。 主人公たちも当たり前の現代の少年少女といった感じで、自宅の自分の部屋にもネットがひいてありブログなんかを更新していたりもします。 そのブログも物語の後半に大きく関わってきたりと、伏線の多さも浅尾いにお作品の面白い部分です。 十代の若い男の子が最近のバンドではなくはっぴいえんどを聴いているという部分は、ある種作者の好みなのかもしれませんが、後半で歌詞に合わせた主人公たちのシーンは圧巻の一言です。 無理やり歌詞の内容に絵をハメたというより、物語の必然とさえ感じてしまう印象的でイキな演出だと思います。 突如UFO(侵略者)が現れた東京を舞台に、そこでくり広げられる女子高生の日常を描いた作品です。 侵略者が現れたってクリスマスはクリスマス!と言った感じで「来年もみんなでこうやって集まれるかな?」なんて言いながら特に何をするわけでもなく過ごす主人公ら5人の女子高生。 しかし年明けに侵略者の中型船が市街地へ墜落し、仲良し5人組の1人キホは帰らぬ人となってしまいます。 昼過ぎになって登校してきた5人組のなかでもひときわボケ発言の多い凰蘭(おうらん)は、親友が死んだことを知ってか知らずか「ケーキを食べに行こう」と3人に提案します。 しかし凰蘭と幼馴染である門出(かどで)は泣きながらキホが死んだことを伝えます。 見開きの画面いっぱいで描かれる凰蘭の後ろ姿と「知ってる」の一言。 読んでいて思わず泣いてしまった人は多いのではないでしょうか。 この作品は単純な女子高生の日常生活を描いた作品ではありません。 そしてそのことを再確認させられるエピソードが随所に織り込まれており、読者を飽きさせない要素となっています。

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【漫画】自分が一番可愛いと思っているぶりっ子勘違い女「プンプン♪」→しかし…学校のミスコンでまさかの人生崩壊w【マンガ動画】

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Posted by ブクログ 2013年08月15日 プンプンだけでなく、その周りの人々もそれぞれ大切なものを持ちながら、運命に翻弄されていく。 「プンプンはただただ みんなが幸せになればいいと思うことの、 なにがいけないんだろうと思うばかりでした。 」 「当たり前のように過ぎてゆく 当たり前の日々は、 当たり前の未来へきっと繋がっている。 ピースの足りないジグソーパズルのような気持ちを感じながら、 それでも大人になるのが人間だと信じていた。 でも、もし、 異常というこの日常の中で すでに僕も 壊れてしまっているのだとしたら・・・ 違う!! 僕は僕だ!!」 「僕は・・・まあ、月並みさ。 ・・・自分は特別で、他人とは違う何かを持っていると信じてそれをずっと探していたよ。 ・・・今はその頃の自分を「若かった」の一言で片付けて、 でっちあげの屁理屈で帳尻を合わせているんだ。 今はただ・・・ 器の中の表面張力の限界を超えて、一気にこぼれ出すように、 心の中の何かが溢れだすのを恐れながら、日常を過ごしている。 Posted by ブクログ 2012年05月03日 2巻に引き続き。 小松っちゃんとプンプンのやりとりに、 岩手の二人の言葉を添えてみる。 「先輩にどんな事情があるのか知らないけど、 コートに入ってきた以上、僕はだれであろうと 最大限の敬意を払って徹底的に叩き潰すよ。 プンプンはただただ、みんなが幸せになればいいと思うことの、 何がいけないんだろうと思うばかりでした。 「春の陽射しは 温かさが心臓の奥に突き刺さるくらい、 どこまでもおだやかです。 実はウィスキーのおいしさなんて まるでわかってない でしたが、 自分の気持ちが少しずつ黒く澱んでいることは、 なんとなく、気付いていました。

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【絶望】読んでて鬱になる…後味の悪い漫画おすすめ11選

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—— 『おやすみプンプン』連載終了、おつかれさまでした。 今のお気持ちはいかがですか? 浅野いにお(以下、浅野) ようやく本当に終わったって感じです。 —— 自己最長作品ですよね。 小学校入学して卒業できますからね。 浅野 7年近くやりましたから。 『おやすみプンプン』は、先にあらすじが決まっていて、数年前から終わりが見えていたので、気持ち的にはずっと前から終わってたんです。 でも、どうしても手が抜けないというか、やろうと思ったことを全部やり切らないと後悔しそうだったので。 終わらせず我慢してやり通そうと思ったら、全7巻くらいで終わる予定が倍になりました。 だから本当にようやく、という感じです。 —— 『おやすみプンプン』のコミックス3巻が出た頃にインタビューさせてもらったんですが、その時に全体のおおまかなあらすじは30分程度でできたとおっしゃっていて。 最初の構想では、どこまで話ができていたんですか? 浅野 1話目ができあがった段階で構想していたのは、これはプンプンという少年の成長の話であって、おそらく10年間くらいの話を書くことになるだろうなと。 —— はい。 浅野 ヒロインは愛子ちゃんで、ジャンルで言うと恋愛マンガというか、純愛マンガ。 全体の話の構成のヤマ場としては、途中で何か「事件」が起きて、プンプンと愛子ちゃんが逃避行みたいな状態になる。 後半は、ロードムービーっぽくなっていくというところまでは決まっていたんです。 『おやすみプンプン』1巻より —— 小学生編ののどかな雰囲気は、はなっから彼らを陵辱する気まんまんだったんですね。 浅野 後で「事件」が起こることは最初から決まっていたわけだから、それが一番衝撃的に見えるために何をすればいいか、たわいのない青春時代をいかに長く丁寧に描くかってことだと思ったんです。 小学生らしく、わかりやすく、みんなの郷愁を誘うような描き方を心がけていました。 —— プンプンと愛子ちゃんの初恋も、その考え方で? 浅野 なにしろ転校生に一目惚れ、ですから。 お話的には一番ベタな展開から始めました。 「マンガとはこういうものだ」というフォーマットが、マンガの歴史の中である程度できあがってるじゃないですか。 それをどこまで壊せるかっていう挑戦でもあったので、いわゆる恋愛マンガというかラブコメの「あるある」から始まっていく。 そこから始めて、どこまでも混沌としていくという。 —— 高校を卒業したプンプンの前に、さっちゃん=南条幸というマンガ家志望の女性が現れます。 この展開は最初から織り込み済みでしたか? 浅野 プンプンと愛子ちゃんの間にさっちゃんが加わる、三角関係の話は最初から盛り込む予定でした。 第1話で、プンプンパパが望遠鏡を見て夏の大三角形がどうたらこうたらと言ってるんですけど、あれは自分で読み返した時、「『プンプン』は三角関係の話をするんだ」と思い出せるように描いておいたんですよ。 —— 1話目からそんな伏線が! 浅野 こと座のベガが織姫で、わし座のアルタイルが彦星。 そこに、はくちょう座のデネブが加わると、「夏の大三角形」になるんです。 プンプンと愛子ちゃん、織姫と彦星の話に、さっちゃんが加わって三角関係になる。 プンプンが途中(11巻)で角が生えたのも悪魔ってわけじゃなくて、彦星は牽牛星とも呼ばれるので、牛のイメージなんですよ。 『おやすみプンプン』11巻より —— では、プンプンがピラミッド型になったのはどうして? 浅野 あれは1番シンプルな正多面体っていう、1番ミニマルなものにしていくと正四面体になるっていう。 1番シンプルな立体ってなんだろうって。 『おやすみプンプン』8巻より —— ほかにもおどけるとひょっとこになったりとか……。 浅野 あれは深い意味はないです(笑)。 単に僕が和風の置物が好きで、それを描きたかったってだけで。 理由があるところと理由のないところが、モザイクみたいに混在してますね。 なにひとつプンプンの思い通りにはならなかった —— つまり前半は、読者それぞれの人生の記憶、あるいは物語の記憶を引き出していくようなエピソードをばらまいて、主人公であるプンプンに感情移入させる。 そうしたうえで、誰も経験したことのない人生の物語へと踏み出していく。 その経験とは、何かというと……。 構想段階でいつか起こすと決めていた「事件」の中身を、「殺人」にすると決めたのはいつ頃ですか? 浅野 コミックスで言うと3巻の頭くらい、プンプンが中学生になったあたりで、ヤマ場に当たる事件は、二十歳のプンプンが人を殺すことにしようと決めました。 その事件をきっかけに、愛子ちゃんとプンプンが一緒に逃げる。 あとは最終話に、ハルミンという小学生時代の友だちが出るってことも3巻の段階で決まりました。 『おやすみプンプン』1巻よりプンプンとハルミン —— 小学5年生の時、転校していってしまう男の子ですね。 最終回では、大人になったプンプンとハルミンの意外な再会が描かれました。 浅野 この話はあくまでプンプン目線で書かれているから読者はわかるけれども、他人から見たら、プンプンがどういう人生を歩んできたかなんて分からないじゃないですか。 ハルミンはすごく真っ当な価値観を持っている、一番ノーマルなキャラクターだったので、プンプンの人生と対比して出すのはおもしろいかなと思ったんです。 —— 最終話でハルミンが見た風景は、プンプンのまわりにたくさんの仲間がいる姿でした。 そのワンシーンだけ切り取って見たら、とても幸せな光景ですよね。 浅野 そうですそうです。 でも、プンプンは最後まで、何ひとつ自分の思い通りにならなかったんですよ。 —— はい。 浅野 本当は愛子ちゃんが死んだ後も、愛子ちゃんのことをずーっと心の内に抱えながら孤独に生きていくことを願っていたんだけれど、結局さっちゃんに捕まえられて、なんとなくあやふやになってしまう。 プンプンは、そこで折れてるんです。 愛子ちゃんと夢で対話してる中では(145話)、自分のことが誰の記憶からもいなくなればいいみたいなことを言ってたりもするんですけど、そんな願いすらプンプンはかなわない。 —— 作中で「おやすみ、プンプン」というナレーションが何度か挿入されていますが、最後にプンプンが自分の意志でつぶやいた「おやすみ」は、さっちゃんによってキャンセルされてしまう。 自分の意志で永遠に眠ることを、起こされてしまった男の話とも言えます。 『おやすみプンプン』13巻より 浅野 そうですね。 しかも、ちょっとわかりづらく描いちゃったかもしれないんですけど、さっちゃんはプンプンのことをマンガにしてるんです。 プンプンが「みんなに忘れて欲しい」と思っている自分の半生が、さっちゃんの手でほじくり回されて、マンガに描かれて、残っていく。 —— 以前のプンプンという人間の性格を考えれば、それは……生き地獄ですね。 浅野 最終回を実際にどう描くかは、最後の最後まで迷ったんです。 いろいろあった想定の中で、プンプンが死ぬっていうエンドもあったんですよ。 —— おお。 それは? 浅野 さっちゃんの子供が駅のホームに落ちて、プンプンが助けるんだけど、その子の身代わりにプンプンは死んでしまう。 そのエンドは、終わり方としてはスッキリするんです。 けど、スッキリさせていいのかっていう疑問があったんですね。 —— スッキリとは? 浅野 物語としてきれいに終わりすぎてしまう。 逆にうまくまとまりすぎちゃうというか。 死ぬよりも、生きるほうがずっとつらいですから。 プンプンにとって、一番みじめでイヤな終わり方はこれだろうな、と思って最終回はあの展開にしました。 —— 一番イヤな終わり方が、このマンガにとってのトゥルーエンドなんだ、と。 浅野 ええ。 ただ、あれが気持ちのいい終わり方って言う人もいるし、物語だからそれぞれの価値観で判断してくれればいいと思っています。 みんながみんな同じ感想じゃあ、逆につまらない。 最終回の感想は見事に真っ二つに分かれたので、感想の見応えがありました。

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