ナーチャ リング と は。 ナーチャリングとは?BtoBマーケティングで見込み客から顧客へと育成する方法│netNews|web広告、新サービスの解説

【必須スキル】ナーチャリングとは?見込み客を顧客に引き上げる方法

ナーチャ リング と は

デジタルマーケティングが一般化した現在、ナーチャリング施策に注目している、または既に力を入れているマーケティング担当の方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、多くの方が利用する「メール」を用いたナーチャリング施策について、施策を立てる上で重要な考え方や実際のメール施策・コンテンツの作り方をご紹介したいと思います。 その中でも、メールを用いたナーチャリングは皆さんもよく使われるマーケティング手法の1つではないでしょうか。 ナーチャリングが重要なことは皆さんもよくご存じのはずです。 しかし、いざ実際に行動に移すとなると、 「そもそもナーチャリングって具体的にどんなことをすればいいんだろう?」 「どんなメールコンテンツを作成すればいいの?」 「メールは送ってはいるものの、一向に成果が上がらない・・・」 といった声を良く耳にします。 ただ、皆さんが悩むのも無理はありません。 ナーチャリングは複雑で、時には非常に時間をかけて練る必要がある施策なのです。 では、実際にどのようにナーチャリング施策を実施していけばいいのでしょうか。 また、どんな選択肢があって、どんなコンテンツを作成すれば成果につながるのでしょうか。 今回はメールを用いたナーチャリング手法について紹介していきます。 現在では、メール、SNS、ネット広告、セミナーなど様々なナーチャリング手法があります。 ここで、ナーチャリングの重要性について改めて確認します。 一言にナーチャリングと言っても、新規顧客を獲得するためのナーチャリングと、既存の顧客を育成するためのナーチャリングに分類することができます。 まず、新規顧客に対するナーチャリングを考えてみましょう。 最近、BtoC企業のクライアントの皆様からこんな話をよく聞きます。 「自社のECサイトを使ってくれる顧客は増えてるんだけど、お試し購入だけで終わることが多くて・・・。 」 「無料体験は好評なんだけど、リピート顧客が少なくて・・・。 」 このように最初のコンタクトだけでなく、後々のリピートに繋がらないといった課題を抱えるマーケティング担当者が多いようです。 これら新規顧客の獲得は多くの方が抱える課題の1つではないでしょうか。 そこで、重要となる考え方がナーチャリングです。 一度関係を持った顧客に最適なナーチャリング施策を実施することができれば、2回目以降への引き上げ率を増加させ、新規顧客数を伸ばしていくことができるでしょう。 これは言うまでもなく、企業の売上増加に大きく貢献します。 このように、リードナーチャリングは新規顧客獲得において非常に重要な意味を持ちます。 既存顧客に対するナーチャリングも考えてみましょう。 5倍に拡大することができるのです。 また、既存顧客へのアプローチに関しては、既に一度どこかで接点を持っているため、掘り起こしの費用対効果が良いというメリットがあります。 よって、この非アクティブ顧客にナーチャリング施策を施し、アクティブ顧客に変えていく努力は非常に重要です。 〇ナーチャリングで成果を出すメール作成のプロセス ナーチャリングの重要性を確認したところで、実際のナーチャリング施策はどのように作っていけばいいのでしょうか。 今回はメール施策に絞ってお話していきます。 1. カスタマージャーニー ステップ を描く まず最初に、カスタマージャーニーを描くことから始めます。 カスタマージャーニーとは、顧客が商品・サービスと接点を持ってから購買に至るまでのプロセスのことです。 自社の業務プロセスと照らせ合して、顧客がどんなステップを踏んで購買に至るのかを洗い出します。 【参考】カスタマージャーニーの設計 2.顧客をどのような状態にしたいのか各ステップで設計する 1で洗い出したステップにおいて、顧客をどのようにして次のステップにつなげるかを設計します。 各ステップでの顧客の心理状態や、どういった心理変化があれば次のステップに進むのか、そのためにはどのようなコミュニケーションが必要なのかを考えていきます。 3.大枠のメールコンテンツの方針を立てる このフェーズではメールコンテンツの方針を固めていきます。 だいたいのイメージで構いませんので、そのステップで効果的だと思われるメールコンテンツの候補を挙げてみてください。 ステップアップメール、予約促進メール、リマインドメールなど、各ステップに適したコンテンツを考えましょう。 4.フェーズコンテンツマッピングシートを用いて整理する フェーズコンテンツマッピングシートとは、どのステップに、どんなコンテンツがあるのかをわかりやすく可視化した表のことです。 具体的には、施策1・2で設計したステップを横に、施策3で考えたメールコンテンツを縦に並べていきます。 マッピングの方法として、一度施策3で考えたメールコンテンツを表に並べた後に、そのステップで行わない施策の欄はグレーアウトしてしまいます。 残った白枠の部分の中に、どのような内容の施策にするのか、具体的な案をアウトプットします。 5.メール作成 このフェーズでは実際にメールを作成していきます。 メール作成時は、できるだけ具体的にセグメントを切っていきます。 具体的には、いつ、誰に、何を、どのようにメールで配信するのかを決めます。 もう少し詳しく記載するので、下記を参考にしてみてください。 いつ :メールの配信時間を決めます。 繰り返し配信するのか、週単位で配信するのか、どの時間帯で配信するのか、 顧客の動きに合わせてどのタイミングで配信するのか、など細かく設計しましょう。 誰に :ターゲットリストを用意することをオススメします。 そのためには、ターゲットをセグメント分けし、 ターゲットリストを抽出するための条件とデータを用意する必要があります。 何を :実際に配信するメール文面を用意します。 どのように:メールの配信設定を行います。 配信の優先度、配信の上限回数、 配信条件 条件該当2回目以降はメールを配信しない、など 、 配信日 配信は営業日に限定する、など などを設計します。 6.効果測定 この効果測定は非常に重要です。 それにも関わらず、この効果測定を怠る方は多いのではないでしょうか。 実際に、メールの送りっぱなしはよく見られる光景です。 いくらメールを送っても、成果に結びつかなければ意味がありません。 しっかり効果測定は行いましょう。 ここでは、いくつかの指標を追う必要があります。 例:開封率、到達率、CVR(クリック率、購入CV)、売上(LTV)など これらの指標を確認し、何が問題なのか仮説を立てます。 例えば、ステップ毎のニーズや興味に即したメールコンテンツになっているか、魅力を訴求するメール文面になっているか、メールの配信タイミングはベストか、考えられる問題を挙げていきます。 これは非常に骨の折れる作業かもしれません。 しかし、最初からいきなり効果が現れるメールを作るのは簡単ではありません。 細かくPDCAサイクルを回し、成果につながるメール施策にしていきましょう。 〇ナーチャリングの効果測定を行うには いかがでしたでしょうか? 今回お話ししたように、ナーチャリングは非常に重要なマーケティングの考え方です。 戦略的にナーチャリング施策を実施することができれば、新規顧客だけに頼ることなく、既存顧客からの収益を向上させながら成果を出すことが出来るでしょう。 しかし、ナーチャリングの効果測定は大変な作業です。 例えば、今回のメール施策で言うと、メール開封率といった1つの指標だけではなく、到達率、CVR、LTVなど複数の指標を同時に見ていく必要があります。 また、マーケティングプロセスにおける集客のフェーズから販売促進、顧客管理のフェーズに至るまでの各ステップをまたいで繋がった、粒度の細かい正確なデータが正確な効果測定には必要となるでしょう。 「迅速に」かつ「正確な」ナーチャリングを実施するのであれば、正直これら全てを人の手で行うには限界があります。 今後、会社としてナーチャリングに力を入れていくのであれば、各ステップをまたいでデータを一気通貫で管理できるようなツールや、マーケティングプラットフォームの導入をオススメします。 【関連】ナーチャリングに関して詳しく知りたい方はこちら.

次の

リード(見込み顧客)を育成するナーチャリングの重要性

ナーチャ リング と は

リードナーチャリングとは? ナーチャリングとは、英語で「育成」を意味します。 BtoBビジネスで「リードナーチャリング」という時は、 お問い合わせや資料請求などで獲得したリードを、自社サービスに興味がある状態に引き上げるための一連の流れを指します。 潜在層から顕在層へ引き上げるための施策とも言えます。 リードナーチャリングが注目されている背景 なぜリードナーチャリングが注目を浴びているのでしょうか。 その要因は大きく分けて3つです。 ユーザーが主体的に比較検討できる時代になった• BtoBビジネスは検討期間が長い• リード獲得経路の多様化 ユーザーが主体的に比較検討できる時代になった 一昔前までは、売り手である企業が一方的に情報発信や営業を行い、ユーザーとしてはそれを受け入れるしかないという状態が一般的でした。 しかし現代はインターネットが社会に浸透した時代です。 検索やSNSを通じてユーザーが能動的に情報を手に入れられるようになったことで、ユーザーがサービスを手軽に比較できるようになりました。 これにより、 1〜2回営業活動を行っただけでは購入には至らない、あるいはまともに商談に取り合ってくれないユーザーが増えました。 BtoBビジネスは検討期間が長い 1に付随して、 ユーザーが購入するまでの検討期間が長期化しています。 選択肢が増えたことにより、ユーザーが購入に対して慎重になっているのです。 購入に至るまでの意思決定や稟議のプロセスに関わる人たちがそれぞれ独自に収集した情報をもとに判断を下すため、組織としての選択を決定するまでに長い時間がかかるようになっていると言えます。 リード獲得経路の多様化 インターネットの普及により、 今までよりも幅広い範囲からリードを獲得できるようになりました。 その中には「ホワイトペーパーをダウンロードした」「資料をダウンロードした」のように、「自社サービスに全く興味がないわけではないが、直近で案件化できるほど切実な導入欲求があるわけではない」リードも含まれます。 これらのリードは、インターネットユーザーの購買心理プロセス「AISCEAS(アイシーズ・アイセアス)」でいうと、まだ「Interest(興味・関心)」「Search 検索 」の段階です。 この段階のリードに購入を促しても受注確度は低く、コストの無駄になってしまいます。 そのため、AISCEASのプロセスを進めるのに必要な情報をリードナーチャリングで提供し、自社サービスの検討や導入を行う段階へと導く必要があります。 リードナーチャリング実施のメリット リードナーチャリングは、前の章で解説した環境の変化に応えるために非常に有効です。 ここでは下記の2つの視点で解説します。 受注確度を上げて営業活動を効率化できる• 長期の追客プロセスを仕組み化できる 受注確度を上げて営業活動を効率化できる リードとのつながりを維持して常に興味関心の度合いや状況を把握しておくことで、 自社商材の受注確度が高いホットリードを育成・抽出し、優先的に営業活動を行うことができるようになります。 受注確度が高いリードを狙ってアプローチできれば、無駄撃ちが減り、営業活動を効率化できます。 獲得したリードをホットリードに育て上げる手段がリードナーチャリングです。 長期の追客プロセスを仕組み化できる 長期間の検討を続けるリードに対し、はじめに接触した営業担当が追客し続けるのは無理があります。 リードナーチャリングを行うためには、必然的に長期の追客のためのプロセスを仕組み化し、役割分担できる体制を整えることになります。 リードナーチャリング実施のためのステップ これからリードナーチャリングを始めるには、まず何をしたらよいのか。 最初にやるべきことをご紹介します。 ステップ1:リード情報をまとめる リードナーチャリングを行うには、対象となるリードの情報が整理されている必要があります。 名刺やセミナー名簿からリードの情報(氏名やメールアドレス、所属企業の情報など)をピックアップし、データベースとしてまとめておきます。 データが多ければ、CRMやMAなどのツールを利用するとよいでしょう。 ステップ2:リードナーチャリングの手法を検討 どのような手法でリードナーチャリングを行うかを検討します。 主な手法には、メールマーケティング、SNS、セミナー、ブログ記事などがあります。 目的やリードの特性、予算などを踏まえて、どのような手法で実施するかを検討しましょう。 注意:対象ごとにリードナーチャリングのアプローチは異なる リードナーチャリングの手法や内容を検討する際は、対象となるリードの属性も考慮しましょう。 たとえば、「新たに獲得したリード」なのか「過去に見込み落ちしたリード」なのかによってアプローチは異なります。 「新たに獲得したリード」へのアプローチ 新たに獲得したリードは、まだサービスについて理解が浅い状況です。 メリットとなる情報を補足し、より興味を持たせる形でリードナーチャリングを行います。 「過去に見込み落ちしたリード」へのアプローチ 過去に見込み落ちしたリードとは、以前に営業担当が訪問してサービスの説明を行ったが、何らかの理由で受注まで至らなかったリードのことを指します。 しかし、今後市場の変化や経営方針の変更により優良な見込み客となる可能性は残されていますので、取りこぼしをなくすために長期的な情報提供と信頼関係の構築を続けていきます。 ステップメールによるリードナーチャリングの手順とポイント リードナーチャリングの手法の一つに「ステップメール」があります。 ここからは、ステップメールの設計から配信までの手順を解説します。 ステップメールとは? ステップメールとは、お客様に何かしらのアクションを起こしてもらうために、 段階を追って予め設定したスケジュール通りに配信していくメールのことです。 一斉配信メールと違い、ユーザーごとに適切なタイミングで適切な内容を配信できます。 これによりユーザーの好意醸成を効率的に進め、アクションを起こしてもらえる可能性を高めていきます。 一人ひとりに興味を持ってもらえるようなメールを配信するためには、それぞれのリードがどのような状況かを整理し、メールを送り分ける必要があります。 まず、サイトの中のリード獲得ポイントを整理しましょう。 獲得経路によってリードの状況や欲している情報が異なるからです。 例えば、ferret Oneのサービスサイトでは次のようなリード獲得ポイントがあります。 お問い合わせ• サービス紹介資料ダウンロード• ホワイトペーパーダウンロード• 無料デモ体験 手順2:ゴール(目的)の設定 次はゴールの設定です。 ステップメールを送ることによって、リードにどういったアクションをしてほしいかを明確にします。 例えば、「問い合わせ」や「セミナー参加」などです。 リードの獲得ポイントや状況によって、適切なゴールは異なるでしょう。 どこを目指すのかを明確にしておかなければ、メールの内容も決められません。 下記のゴール例を参考に、何を目的としてステップメールの設計をするのか考えてみましょう。 お問い合わせ• イベントへの申し込み• セミナー参加• 会員登録• シナリオはリード獲得ポイントごとに作成します。 ferret Oneでは、資料をダウンロードしたリードに対して次のようなシナリオを設定しています。 これはステップメールのシナリオを作る際にも意識すべき点ですが、リードにとってメリットとなる情報を伝えられていなければ、継続的にメールを開封してもらうことはできません。 例えば、資料のダウンロードを行ったリードはその分野に興味を持っていると考えられるので、資料の内容を補足する情報やサイトをメールで紹介すればメリットになります。 手順6:ステップメールの配信設定をする シナリオとメールの文面が完成したら、自動配信設定ができるメール配信ツールなどを使い、配信設定を行いましょう。 一度設定してしまえば、あとは手間を掛ける必要がないものがオススメです。 BtoBでは特に大切なリードナーチャリング インターネットの普及によりユーザーの情報収集や比較検討がやりやすくなった結果、購入や導入までの検討期間は長くなりました。 BtoBでは意思決定に多くの人が関わるため、特に慎重に検討される傾向があります。 リードナーチャリングは検討に必要な情報を提供し続け、見込み顧客との信頼関係を築きながら検討度合いを高めていけるので、BtoBと相性のよい施策です。 ぜひこの記事を参考に取り組んでみてください。

次の

リードナーチャリングとは

ナーチャ リング と は

近年、インターネットの発展に伴い、ユーザーの商品検討期間が長期化するようになりました。 簡単には商品の購入を決定せず、まずはSNSや口コミから情報収集をするような行動が見受けられるようになっているのです。 そこで注目されているのが「 リードナーチャリング」の手法です。 顧客に寄り添った形で情報を提供し、将来的に顧客となってもらうことを目指したこの手法は、BtoBや不動産などの高額商材など、検討期間がより長くなる傾向にある業界に注目されています。 今回はこの「リードナーチャリング」について、初めての人でもわかりやすいように概要をまとめ、実際の事例と実施のポイントまでまとめてみました。 BtoB企業の方はもちろん、新たな顧客獲得方法を模索している人も是非チェックしてみてください。 「リードナーチャリングとは-見込み顧客を育てる方法とその事例」の目次 リードナーチャリングとは? リードナーチャリングとは、一言でいうと「 見込み客を育成」することです。 リードジェネレーションによって獲得した見込み客を育成することにより、将来的な購買につなげるためのマーケティング活動を指します。 これまでの営業手法は、展示会やテレアポを実施して、見込みとなりうる顧客に対して個別にアプローチしていく「プッシュ型」の方法がメインでした。 ただこの方法はアプローチの範囲が狭まってしまうという問題があり、また、アプローチにも人員を多く割く必要があるため、非効率になりやすい面がありました。 一方でリードナーチャリングでは、将来的に顧客となる見込みのある層に対して、ウェブ上で情報を発信したり、定期的にメルマガを届けたりなど、中長期的に関係を作っていくことに主眼を置きます。 これにより、 自社サービスや商品への購入意欲を高め、将来的な顧客になってもらうことを目指します。 この手法は、類似の顧客に対して一斉に情報を届けることができ、また「プル型」でもユーザーに商品を購入してもらうことができるようになるため、効率的な営業活動が可能になります。 中長期的な関係構築のイメージ図 なぜリードナーチャリングの重要性が高まっている? なぜリードナーチャリングが注目されているのか、それには大きく3つの理由があります。 購買プロセスが長期化・複雑化している 近年のインターネットの発展やソーシャルメディアの普及に伴い、ユーザーは多くの情報を手に入れるようになりました。 その結果、ユーザーは時間をかけて商品を検討するようになり、購買行動が長期化するようになりました。 BtoBや住宅など、単価が高いものはより顕著にその傾向が見受けられます。 また、購買行動も複雑になっています。 例えば、店頭で見た商品をSNSで評判をチェックして、そのあと比較サイトで価格を比較し、さらに知り合いに評判を聞くなど、複数のチャネルを行ったり来たりして、商品を検討します。 もはや、これまでのように企業の営業担当がすべての顧客をフォローして営業をかけていくことは不可能になってきました。 そんな中、中長期的に顧客を育成することを仕組化し、効率的なフォローができるようになるリードナーチャリングの手法が注目されるようになってきたのです。 保有している資産を活用できる 実は、多くの企業は展示会やセミナーで集めた「何百、何千」という数の名刺を保有しています。 本来であれば、こうした情報は見込み顧客の情報として活用されるべきですが、営業マンが個々人で管理していたり、そもそも十分に管理されていなかったりと、全社的に活用されることは稀でした。 そうした隠れた「資産」を活用して、将来的な顧客として育てていこうとしたときに注目されたのがリードナーチャリングの手法です。 接触回数を増やすほど、親近感を感じてもらいやすくなる 有名な心理効果に「ザイオンス効果」というものがあります。 これは、人は何度も目にしたり、耳にしたりしたものに対しては好感を抱きやすくなるという心理効果です。 皆さんも、何度も送られてくるメールマガジンに対して、何度も目にするたびにだんだん気になってきてしまったことはないでしょうか。 そうした心理効果を引き出すことができるのがリードナーチャリングです。 中長期的にコミュニケーションをとり続けることによって、ユーザーは好感を抱いてくれやすくなり、その結果、商品を購入してくれる可能性を高めることができるのです。 リードナーチャリングを実施するための8ステップ それでは、具体的にどのようにリードナーチャリングを実施していくのか、そのステップを8つにわけて紹介していきます。 リードの収集作業 まずは展示会やセミナー、営業が個人で獲得した名刺や連絡先を一か所に集めます。 Webサイトの中に無料ダウンロードの資料やサンプル申し込みのフォームがあり、そこでユーザーの個人情報を取得していれば、それもリードとして集約します。 社内の中で埋もれているリードは意外と多いため、最初の段階でしっかり収集してまとめていきましょう。 ツールの導入 リードナーチャリングを実行するためにシステムを導入し、集めたデータをツール内のデータベースに蓄積していきます。 例えば、を導入すれば、オンライン・オフライン、複数のチャネルを超えたデータの連携が非常に楽になります。 「オンライン上の活動」のデータを収集する ユーザーの情報は、名前や住所、連絡先だけではなりません。 ユーザーがどのようにサイト上を動いているか、何回サイトを訪問しているのか、などもリードナーチャリングを実施していくうえでは重要な情報です。 こうした情報も無料のツールではGoogle Analytics、利便性の高いツールとしてはMAを導入することが考えられます。 収集できる活動データのイメージ 4. セグメンテーションを行い、ナーチャリングする対象を決める 商品やサービスを販売する対象の全体像が見えてきたら、その顧客を例えば、業界や業種、会社の規模などでセグメントします。 これにより、顧客に合った施策、例えば業種に特化したメールマーケティングが打てるようになります。 顧客のニーズを把握する ナーチャリングする対象を決めたら、次は顧客のニーズの把握です。 どのような背景をもって、どんな悩みを持っているのかを把握します。 ニーズに基づきシナリオとコンテンツを作成する ニーズが把握できたら、そのユーザーに商品を購入してもらうため、実際にどのようなプロセスで購入をされているのか、を知る必要があります。 その際に有効なのがです。 カスタマージャーニーマップとは、顧客の行動や心理状態を時系列的に可視化したものを指します。 これにより、顧客と商品とのタッチポイントや、何をきっかけとして関心を持ち始めるのかを見える化できるため、どのような施策をどのタイミングで打つべきかが考えやすくなります。 また、社内でバラバラになっていた顧客接点の認識を統一させるためにも有効です。 ユーザーのシナリオが把握できたら、実際にどのような施策を打っていくかを考えますが、手法の代表例としては下記のものが挙げられます。 手法例:メール、電話、イベント、DM、Webサイト、Web広告、ブログ、SNS、動画、スマホアプリ 上記の中で、どれが有効な手段かを判断するにはカスタマージャーニーが大いに参考になります。 例えば、スマホでニュースサイトを閲覧していることが購入のきっかけになる人が多い場合は、動画広告を出稿したり、またはサイト内で記事を作成してユーザーを啓蒙することなどが考えられます。 スコアリングでユーザーの確度を見極める 次に、6で作成したカスタマージャーニーマップをもとに、ユーザーの「スコアリング」を行います。 これは主にMAを利用した際に使える手法ですが、• メールマガジンを開封したユーザーを10点• メルマガ内のリンクをクリックしたユーザーを20点• さらに資料をダウンロードしたユーザーを30点 など、ユーザーがどういった行動をとったかに応じて、スコアをつけていきます。 これにより、同じスコアリンググループのユーザーに対してコンテンツの提供ができるようになるため、効率的なコミュニケーションを実施することができます。 インサイドセールスでアポを獲得する インサイドセールスとは、直接顧客を訪問するのではなく、電話、Eメール、ウェブ会議などを利用して内勤型で行う営業のことです。 これまでは直接訪問することが主流でしたが、時間や距離の問題など、営業マンの対応範囲に限界がありました。 そこでインターネットを活用することにより、移動時間を短縮しながら、遠方の顧客への営業が可能になるインサイドセールスが注目されています。 スコアリングの中で一定のスコアを超えた顧客に対して、インサイドセールスが架電。 効率的に営業商談につなげていきます。 営業とマーケティングチームの連携に成功 Oktopost社 BtoBのソーシャルマネジメントプラットフォームを提供しているOktopost社は、営業とマーケティングチームの連携に苦戦をしていました。 当時はマーケティングチームがメールキャンペーンなどのすべてのリードナーチャリング活動を管理しており、その情報を逐一営業チームに手動で伝えていました。 しかしその手法には多くの無駄があり、正確な情報を伝えられていない可能性もありました。 そこでMAを導入してユーザーの確度をスコアリング。 その情報を営業チームに随時共有することにより効率的な営業活動を実現しました。 密度の高いコミュニケーションを実現 株式会社IDOM 旧名ガリバーインターナショナルの同社は、「Gulliverブランド」で中古車買取販売実績No. 1を誇っています。 ただ、顧客が店舗に来店した後のフォローに課題を抱えていました。 そこで、当社の「Marketo」を導入し、来店後から2週間にわたって、後追いのステップメールを配信する取り組みを開始。 開封やクリックなどのお客様のリアクションを把握できるようになり、一度、来店されたお客様とのより密で精度の高いコミュニケーションが可能になりました。 その結果、後追いメールを実施している店舗とそうでない店舗の間に営業の受注率に2倍の開きが生まれるなど、売上に大きなインパクトを生んでいます。 リードナーチャリングのまとめ 私たちが一日に触れる情報量は膨大になりましたが、触れた情報が自分にとって有効なものかどうかを判断することは、決して容易ではありません。 そのため、ユーザーのタイミングや状況に合わないマーケティングメッセージは、雑音としてますます無視されるようになっていきます。 その一方、パーソナライズされた顧客体験は、「判断を容易にする」というメリットがユーザー側にあり、これからの時代のマーケティングで必須の要素になっています。 こうした社会変化の中で、潜在的な顧客のニーズをつかむリードナーチャリングの方法は、ユーザーの本来の購買行動に寄り添ったものだといえ、今後の新規顧客獲得、既存顧客との関係深耕にも有効な手法です。 ハードルの高さを感じている人は、まずは眠っている顧客情報をまとめ、データベースとして溜めていくことから始めてはいかがでしょうか。

次の