ダイコン ハムシ。 ・ダイコンサルハムシによるアブラナ科の被害

・ダイコンサルハムシによるアブラナ科の被害

ダイコン ハムシ

ハムシとは? ハムシとは、ハムシ科に分類される昆虫の総称で、硬い殻を持つ甲虫の仲間です。 コガネムシを小さくしたような見た目で、体長6mm前後のものが多く、日本だけでも約780種が生息しています。 その生態は種類によっても変わりますが、春になるとうっすら植物の葉っぱを傷つけて産卵し、5日で孵化してから約1ヶ月で成虫へと成長します。 産みつけた卵を糞で覆うことが特徴です。 また、種類によって被害を及ぼす植物が違うことでも知られています。 ハムシの種類は? ハムシは、アブラムシやカイガラムシのようにあらゆる植物に寄生するわけではなく、葉っぱを食べる植物が種類によって違います。 以下に、ガーデニングや家庭菜園でよく見かける種類をいくつかご紹介します。 ウリハムシ きゅうりやゴーヤなどウリ科の植物に寄生する種類です。 成虫は葉っぱ、幼虫は根を食べて植物を弱らせます。 体長7~8mmほどで、頭が小さく、全身がオレンジ色に近い茶色をしています。 黒い羽を持つクロウリハムシという種類もあります。 キスジノミハムシ ダイコンやほうれん草などアブラナ科の植物へ被害をもたらす種類で、体長2mmほどと小さいことが特徴。 全身が黒い殻で覆われ、背中に黄褐色のスジが入ります。 飲みのように飛び跳ねて他の植物へと移動します。 ダイコンサルハムシ 名前にダイコンと付いていますが、アブラナ科の植物であれば葉っぱを食べてしまう種類です。 体長は7mmほどで、殻は紺色をしています。 他の種類と違い、9~12月のすずしい時期によく活動します。 サンゴジュハムシ サンゴジュやガマズミなどに多発するハムシで、知らない間に大量発生して葉っぱにたくさんの穴を空けます。 オレンジ色で、頭に黒い点があります。 ヘリグロテントウノミハムシ キンモクセイなどモクセイ科の樹木に寄生して葉っぱを食べてしまいます。 見た目が益虫であるアカボシテントウムシに似ていることから、気づきにくく、被害が深刻になることもしばしば。 ノミのように跳ねて移動することが特徴です。 フタスジヒメハムシ 大豆やインゲンなどマメ類の葉っぱやサヤ、茎を食べて被害を出す種類です。 体長4mmほどで、頭に2本の長いアンテナを生やします。 幼虫もマメ類の根に栄養を届ける根粒菌を食べてしまうことから、早めに駆除することが大切です。 ハムシの被害や発生しやすい時期は? ハムシの多くが春になると産卵することから、4~6月の間は幼虫と成虫両方の被害にあいやすくなります。 幼虫は蛹になるまで土の中で過ごすものが多いことから、気づかずに根を食べて植物を弱らせ、最悪の場合、枯らしてしまいます。 成虫は、植物の葉っぱを食べてたくさんの穴を空けていきます。 大量発生してしまうと、葉っぱが穴だらけになり、ひどいときは葉脈以外なくなってしまいますよ。 暑くなると休眠する種類もあることから、夏になると被害は一旦落ち着きます。 しかし、その暑さが和らぐと、再び活動が活発になり、9~10月頃まで植物を食い荒らしていきます。 ハムシの被害は一旦治まります。 ハムシを駆除する方法は? ハムシの成虫は、気温が低いと活動が鈍る性質があります。 葉っぱに見られたときは、気温が上がる前の朝、株から摘み取って処分していきます。 ただ、大量発生してしまったときは、オルトラン液などを散布して駆除していきましょう。 幼虫の被害にあっているかどうかは気づきにくいですが、土を掘り起こして見つけたときは、ダイアジノン粒剤など駆除効果のある殺虫剤を土に混ぜて一気に退治します。 ハムシを予防する方法は? ハムシは、キラキラ光るものを嫌います。 シルバーマルチやアルミ蒸着シートで土を覆うことで飛来を防ぎ、根に卵を産みつけられないようにできますよ。 また、冬になると枯れた草や葉っぱの下で冬を越すので、剪定によって切り落とした茎葉や枝はきちんと処分しておくことも大切です。 同じ場所や土を何年も使っていると被害が受けやすくなるので、植え場所を定期的に変えるか、清潔な土に毎年植え替えるのも有効です。 ハムシは種類の多い害虫 収穫を楽しみにしていた植物の葉っぱが、あっという間に食い荒らされてしまうのは悲しいものです。 ハムシは、ガーデニングをする人にとっては、大きな被害を及ぼす害虫の1つ。 寄生する植物が種類によって違い、アブラナ科やウリ科など野菜を育てるときは特に注意が必要です。 ただ、早めに駆除していけば、薬もたくさん使わずにすみ、被害を最小限にとどめることができますよ。 毎日育てている植物を観察して、早く異変に気づいてあげられるとよいですね。

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ハムシ〔キスジノミハムシ〕(白菜・キャベツ・大根・水菜・わさびリーフ・カラシナ)

ダイコン ハムシ

ダイコンサルハムシの生態:ダイコンハムシ(大根葉虫)とも言う。 幼虫、成虫ともに、アブラナ科の柔らかい葉部を好んで食べます。 発生が多いと、葉脈だけ残して網目状、レース状に食い荒らします。 飛翔せず歩いて移動し、揺らすと死んだふりをして葉から転がり落ちます。 卵からほぼ1ヶ月で成虫になり、成虫になってからは約500日の寿命があり、約1200個の卵を産むそうです。 成虫は枯れ草の下などで越冬し、4月頃から活動しはじめますが、夏場は休眠し、初秋になると再び活動をしはじめるため、特に秋播きのダイコン、カブ、白菜、水菜、チンゲンサイ、小松菜などが、被害を受けます。 解決策1【場所を変える】:毎年、アブラナ科の作付け場所を変える。 2~3年毎に場所を変える。 解決 策 2【種降ろしの時期を遅らせる】:秋播きの場合、種降ろしの時期を少し遅らせる。 奈良盆地では9月末から10月初旬にする。 夏から秋の気温が低い場合、あるいは降雨が多く太陽の恵みの少ない場合は発生が少なくて被害が少なく、晴天で高温の年は被害が多い様に思うので、時期を工夫する。 解決 策 3【成長が良ければ問題にならない】:少しの被害ならば、地力があり土地に湿りがあれば、成育がよくて問題にならずに育ってくれる。 (解決1~3は、奈良県 川口由一さん) 解決 策 4【捕殺する】:教えていただいた話ですが、「葉物に虫がついているな、食べられているな……」と分かったら放っておかずに、朝と夕に手で捕って殺す作業を3日間ぐらい頑張ると、いったん虫が居なくなるそうです。 そして、しばらくするとまた出てくるので、また3日間ぐらい朝と夕に捕る。 これで、その後はずいぶん被害を受けにくくなるそうです。 (富山県 Iさん談) 解決 策 5【混植する】:混植での対応を試みています。 ダイコンサルハムシの被害がある畑で、ダイコンサルハムシが好まない作物をアブラナ科のものと一緒に育てるようにしたら、被害を受けにくくなりました。 具体的には、ダイコンサルハムシはレタスやネギを好まないようなので、小松菜とサニーレタスの種を混ぜて同じところに筋蒔きしたり、小松菜の周りを囲むようにネギを植えたりしていますが、被害を受けにくいようです。 (三重県 Kさん) 編集記 :ダイコンサルハムシは、大量発生してしまうことがありますが、皆さんいろいろ工夫されていますね。 「場所を変える」「時期を工夫する」「捕る」「混植する」、そして「少し発生しても、野菜の成育が良ければ問題にならない」……と、いろいろ寄せていただきました。 他にも、ダイコンサルハムシの被害に対して工夫されていること、感じておられることがありましたら、是非お寄せください。 8月下旬にネギの株を掘り起し、株分けして別の畝に植え替えますが、この跡地に大根を播種しています。 この方法を試みて5年ほど経過しましたが、今のところ深刻な食害は一度も発生していません。 今年は比較のためにこれに該当する畝の隣の畝(前作がネギでない)にも同品種の大根を播種しましたが、こちらの畝はかなりの食害を受けました。 ただここからは私見ですが、この問題は畑の深部の通気性が悪いときに起こるような気がしています。 ハクサイにおいて同様な問題があった時に、畝の脇の溝を深く切りなおしたところ、劇的な効果があったことがありました。 私の畑は粘土質でもともと通気性が悪い畑です。 ですから前述のネギの後作の効果についても、ネギの株を掘り起こしたことによる一時的な通気性の改善が効果をもたらした可能性はあると思います。 採ろうと手を近づけるだけで、ぽろっと落ちて葉の奥に逃げ込まれてしまいます。 特に白菜にたくさん付くと、葉はボロボロに。 そこで良い方法がないかとネットで検索したところ、見つけました。 手軽で効果のある、良い方法です。 用意するのは、「でんぷんのり」小学校の工作で使ったやつです、と「割りばし」この二つだけ。 やり方は至って簡単、割りばしの先にでんぷんのりを付けて、気付かれないよう、ゆっくりとハムシに近づけ、ペタペタと引っ付けて行きます。 これは面白い様に取れて、効果抜群です。 これだと逃げられないし、作物に影響もありません。 大きさはモンシロチョウの卵より少し小さいくらいの黄色い卵です。 1本の茎に2〜3個ずつ、茎の中に埋め込むように産み付けています。 孵化した後は、若い葉の内側に入り込みます。 私は竹串の先に水を付けて捕えます。 幼虫はほとんど動かないので捕まえやすいのですが、孵化して間もない幼虫は小さなアリマキ(アブラムシ)ほどの大きさしかないので根気が要ります。

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日本農業新聞

ダイコン ハムシ

ハムシとはどんな害虫?• 和名:ハムシ類 別名:葉虫、金花虫• 学名:Chrysomelidae• 英名:Leaf beetle• 階級:甲虫目ハムシ科• 生息範囲:世界中• 活動時期:1年を通して活動する、成虫は春から夏 4~7月 にかけて作物を食害する• 体長:2mm~1cm 6~7mmが一番多い• 寿命:約1年~1年半• 特徴:特定の科の作物を食べる種類がおり種類が多い、飛ばない種類が多い• 弱点:キラキラと光るもの、光の乱反射• 発生サイクルは基本的に 年1回ですが、暖かい地域では稀に秋 9月頃 に2世代目が発生することがあります。 成虫は葉を食害し、幼虫は主に根を食害しますが、ひどい場合では地上部分の果実や茎の中にまで侵入して食害することもあります。 1.周囲の雑草の除去 2.成虫を確認したら物理的に捕殺する 3.幼苗期はビニルキャップなどで囲って飛来を防ぐ 4.シルバーマルチやアルミホイルなどを株元に置いて光の乱反射で忌避する 5.周囲に ネギを植える or 前年度にネギを植えた畑でウリ科の作物を育てる 6.適用のある薬剤を使う ウリハムシの防除方法としては上記の6つが効果的と言われていますが、既に圃場で見かけた場合は土壌にも多数潜んでいることが想定されます。 成虫を定期的に捕殺しつつ、薬剤を用いて土壌の幼虫などを駆除するのが最も効率的と言えるでしょう。 また、ウリハムシは ネギの臭いを嫌うので、ウリ科の作物を育てている農家さんはネギを近くに植えたり、毎年ウリ科の作物を植える場所をネギを育てた場所に移動させるという対策を取っている人もいます。 ただし、既に幼虫まで発見してしまっている人は、薬剤処理を行うのが望ましいでしょう。 完全に体半分ほどメロンにめり込ませてかぶりついてるウリハムシの集団。 もう一匹や二匹っていうレベルではありません。 キュウリはあまり被害を受けていませんでしたが、何故かこのメロンに集中してました。 2.キスジノミハムシ キスジトビハムシ の画像・特徴・防除法 キスジノミハムシの特徴 ハムシの中でも3mm程度と小柄で、アブラナ科の作物を食害するのが「 キスジノミハムシ キスジトビハムシ 」です。 1.周囲の雑草の除去 2.成虫を確認したら物理的に捕殺する 3.シルバーマルチやアルミホイルなどを株元に置いて光の乱反射で忌避する 4. 緑肥用の燕麦をすき込む 5.適用のある薬剤を使う キスジノミハムシは土中での食害がとても問題になっているため、成虫を発見した場合は土の中にも潜んでいることを覚悟した方が良いでしょう。 その場合は、地上をシルバーマルチによってキラキラと光らせて忌避する効果もあまり高くないと思われるので、播種時点での粒剤などによる幼虫発生の予防などが効果的と言えます。 また素手で物理的に防除しようとしても飛び跳ねて逃げてしまうのでなかなかうまくいきませんが、下に布を敷いてから叩き落とすことで大多数の成虫は捕獲することができます。 ダイコンサルハムシの特徴 ・体長は 3~4mmと小さく、色は黒い ・成虫による葉の食害痕は 大きな穴が沢山あく ・寒さに強く、 真冬でも土の中で活動することがある ・活動時期が他のハムシと少しずれていて、 秋 9~10月 に活発になる ・成虫は 飛ばず、歩行移動する ・幼虫も成虫同様に 葉も食害する ダイコンサルハムシの 発生のピークは 9~10月で、成虫の姿のまま土の中で越冬します。 一般的な害虫の活動期である春~夏は土の中で過ごし、 秋になってから活動を始めるという珍しいタイプのハムシです。 発生場所は本州以南で、暖かければ真冬でも活動します。 成虫の 寿命が 約1年半と長いのが特徴で、産卵数も多いので秋に一気に個体数が増殖します。 1.周囲の雑草の除去 2.成虫を確認したら物理的に捕殺する 3.防虫ネットで作物に近寄らせないようにする 4.適用のある薬剤を使う ダイコンサルハムシの特徴は「移動が歩行」「秋まで土の中で成長する」という点です。 飛来防止よりも、防虫ネットなどで物理的に作物に近寄らせないようにするほか、収穫後の土壌の殺菌処理を徹底することで次年度以降の発生を抑えるようにするのがポイントです。 防虫ネット使用上の注意点としては、ネットの端を土壌にしっかりと埋め込まなくてはいけないこと。 また、既に成虫が発生しているところをネットで覆ってしまうと逆効果ですので、後述するダイアジノン粒剤などで土壌処理を行った後に設置するようにしましょう。 周囲のアブラナ科の雑草で大量発生してしまう事もあるので、圃場周辺の雑草処理も効果的です。 注意点としては、各ハムシに効果があるとされる薬剤でも、食害されている植物に適用がない場合は使用できないという点です。 下記に各ハムシに効果のある薬剤をご紹介しますが、2018年時点での適用表に基づいた内容で変更の可能性もあるため、各自で散布する植物に適用があるかご確認ください。 スミチオン乳剤 ダイアジノン粒剤は ダイコンサルハムシや キスジノミハムシの駆除に効果的な 有機リン系の薬剤で、 播種時に土壌に散布することによって飛来してくる成虫や土壌に産卵しようとする成虫への殺虫効果を発揮します。 ダイアジノンの効果的な使い方については、下記の文献において殺虫効果の出やすい散布方法が記載されていました。 同剤を全面処理土壌混和,つまり圃場全面に処理し,その後トラクターにより耕転,畝立てを行うと,薬剤の粒子は土中深くまで均一に分布する。 作条処理土壌混和,つまり畝上に薬剤を散粒し,レーキ等で土中に混和すると,薬剤の粒子は地表面近くに集中して分布する。 両処理方法で処理量が同じである場合には 後者の方が地表面における薬剤の有効成分濃度は高くなると考えられることから,羽化後土中から地表面に出現する, あるいは発芽間もない子葉を食害,産卵するため飛来してくる成虫に対して より高い殺虫効果を示すと考えられる。 — 上記の文献は、テフルトリン粒剤とダイアジノン粒剤について処理方法別の効果の比較をしており、両材とも蒸気圧が高くガス化された成分が殺虫効果と忌避効果を示すとされています。 その効果をより発揮するには、 圃場に撒いたものをトラクターで耕うんして薬剤が均一に分布してしまうより、畝の上に薬剤を撒いてレーキで土をかけ地表面に薬剤を分布させた方が殺虫効果が高いと結論付けています。 1.キスジノミハムシの場合は燕麦をすき込んでおく 2.暑い時期にビニールを張ってハムシのいる土壌を太陽熱で消毒する 高温で熱消毒 3.地道に捕殺 4.薬剤で駆除 この知人は有機農家さんとの取引を行っている方なので、多くの農家さんが1~3の方法でハムシと戦っているようですが、やはり一度発生してしまうと無農薬での駆除は難しいとのことでした。 成虫が発生している場合は既に土の中に多くの幼虫や卵があることが多いので、一般的に紹介されている忌避方法 シルバーマルチ・コンパニオンプランツ は、新たに飛来する個体を忌避できても根本的な駆除には至らずイタチごっこになるのもわかりますね。 ハムシを見つけ次第地道に捕まえて殺すことでも一定の効果はありますが、ハムシの多くは 危険を感じると飛び跳ねたり葉から落ちて逃げる習性を持っているので網や布を株元に用意しておくことが大切です。 新たにアブラナ科やウリ科の植物を植える場合は、事前に土壌をハムシが嫌がるような状態に殺菌・燕麦のすき込みなどを行っておくことで被害を最小限に抑えられるでしょう。 既に作物が食害を受けている場合は無農薬での対処は難しく、適応のある薬剤で対処するのが効果的であるようですので、当記事でご紹介した薬剤を例に散布を検討してみてください。

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