アメリカ 新型 コロナ ウイルス。 新型コロナウイルス 4割は無症状から感染 WHO

新型コロナウイルスよりヤバい?アメリカのインフルエンザが大変なことに!

アメリカ 新型 コロナ ウイルス

こんにちは、日本で平凡なサラリーマンをしている二児のパパです。 片道2時間かけて電車通勤をしている私ですが、 新型コロナウイルスの感染に不安を感じながら日々過ごしています。 世界に目をやると感染者の増加は収まるどころではない状況。 下のグラフを見てわかる通り、とりわけ アメリカの感染拡大はバクハツ的に増えた印象。 日経新聞チャートで見る世界の感染状況 ある時、トツゼンに感染が感染を引き起こし 急激に感染者が増えていく。 アメリカの状況を見て日本にいる私たちも決して人ごとではないと感じます。 では、なぜこれほどまでにアメリカで新型コロナウイルスの感染拡大が広まったのか? 今回はその理由について調べて見ました。 世界中から人が集まる場所 アメリカが感染した理由の一つとして世界中から人が集まる特徴があること。 とりわけ多いのがニューヨーク。 (ニューヨークの平日平均利用数は約500万人) ニューヨーク州のクオモ知事は会見で、 「世界中から大勢の観光客が集まるというこの街の特性も感染拡大の要因になっているのではないか」と話している。 アメリカが 中国からの入国を規制したのが2月。 ヨーロッパからの入国を規制したのは3月半ば。 それまでは多くの人々が国外から入国していたのは事実です。 世界の訪問者数でフランス、スペインなどと並び常に 国外からの訪問者数が多いアメリカ。 新型コロナウイルスが感染拡大する条件の一つであると考えられる。 新型コロナウイルスに対する意識の低さ アメリカは、渡航制限やロックダウン(都市封鎖)などの積極的な取り組みを行っているように見えるが、アメリカ国民の感染に対する意識の低さがあったのではないか。 「ウイルスはフェイクだ」集団デモ 4月後半に起きた「ウイルスはフェイクだ」というデモ。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのロックダウン(都市封鎖)が続くアメリカで、経済活動の再開を求め各地で人が集まりデモを起こしたのである。 アメリカの感染者数と死者数が世界でも飛び抜けて多いこの状況で、こういった「ウイルスはフェイク」じゃないのかという発想が出てくることや、 集団で集まってデモをすること自体が日本では考えられない。 アメリカ警察官による黒人男性殺害による抗議デモ 5月25日にミネアポリスの白人警察官によって地面に押さえつけられたのちに死亡した黒人男性の事件に抗議する形でアメリカで集団デモが行われた。 少なくともアメリカの140都市で行われている大規模なデモ。 世界でもずば抜けて新型コロナ感染者が多いアメリカだが、 感染リスクよりも人権運動を優先する国民性が象徴されている。 マスクをする習慣がない アメリカはマスクをする習慣が日本に比べるとほとんどない。 新型コロナウイルスが感染拡大した当初でもアメリカ人の中でマスクをする人は少なかった。 感染者が膨大に増えていった4月に入りようやく半数以上の人がマスクを着用するようになったが、それでも半数ほどである。 もともとアメリカ人はマスクの効果を信じていない人が大半。 マスクについて科学的な根拠を示した英文の論文などほとんどなく、アジア人がマスクの効果を信じて着けていると言う感覚でしかない。 世界保健機関(WHO)の見解としては、 新型コロナウイルスは、 必ずしもマスク着用は感染予防にはならないが、 ウイルスに感染した人は、流行を広げないためにマスクをすべきだとしている。 「必ずしも感染予防にならない」という所がポイントで、これをどう受け取るか。 アメリカ人は感染予防になるか、ならないかわからないマスクを着けないという選択をした。 一方日本だと少しでも感染が防げる可能性があるのならマスクをするという行動の違いが起ったのである。 今回の新型コロナウイルスは飛沫感染による感染拡大が一つの要因とされており、マスク着用の有無が重要だったのではないか。 マスクの徹底がされなかったアメリカでは、感染が拡大した。 それも要因の一つだと考えられる。 宗教による集団礼拝 アメリカには多種多様な人種が住んでいるのが特徴。 その為、信仰する宗教もキリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンドゥー教など様々。 そこで問題となったのは、各宗教での集団礼拝だ。 アメリカで新型コロナウイルスの感染が広まってきた3月当初に、 ニューヨーク州郊外のニューロシェル市にある シナゴーグ(礼拝所)での集団感染が起こった。 シナゴーグはユダヤ教の信者が集まる場所で、マンハッタンの中心街にある セントラルシナゴーグは有名だ。 また、マンハッタンにあるイスラム教の礼拝所 「マスジド・マンハッタン」では毎週金曜日に 1,000人以上の人が集団礼拝をしていた。 3月半ば頃には、どの宗教の礼拝も集団で集まることをやめてオンラインでの発信に移行しているが、それまでに多くの感染が広まったのではないだろうか。 以上4つが私が調べた中で感染が広まった大きな要因と考えられる。 調べていく中で、他にもいくつかの要因を主張する動きがあったが、あまり確証の取れない情報のため、4つの理由の中からは除外した。 以下にその考察を記載しました。 感染拡大の要因として確証の取れない情報 「新型コロナウイルスの検査数が多い」主張 ニューヨーク州知事のクオモ知事が定例記者会見でこのように話した。 「我々は1人あたりの検査数を全米のほかのどの州より、そしてどの国よりも多く行っている。 もちろん日本のように極端に少ないわけではないが、どの国より多く検査をしているという主張は間違っているようだ。 「人口密度が高い」主張 人口密度が高いから感染拡大に繋がっているというニューヨーク州知事の主張。 これについては、 ニューヨーク市内の人口密度:1平方マイルあたり約2万7千人。 だが、アジアの都市の人口密度と比べると約半分くらいだ。 よって感染拡大の根拠としては低い。 まとめ 今回は、「なぜアメリカは新型コロナウイルスの感染が広がったのか?」について調べて見ました。 主な理由として考えられるのはこの4つ。 コロナウイルスは空中に長期間浮遊して仲間を増やすならともかく、人の細胞で増殖し、毒性のある期間があるならばウイルスのたまり場(どんどん拡散)の除去をすればどこかでとりあえず停止。 感染した人の感染源を早期に特定し、あるいは行動範囲を公表して地域的に注意を促していけば収束に向かうはずですが保健所もそうしていません。 マスクがあろうとなかろうと手や服などに付着して拡散するし、遺伝子の変化がどれだけ起こったものが現在感染者に見つかっているか欧米との比較も公表もありません。 とりあえず各国の偶然の成り行きです。 これを前提にして踏み込んだ検討をしていただけるとありがたいのですが。 興味ある課題を観察されているのでお願いしますの応援の言葉です。 よろしくお願いいたします。

次の

NYはなぜ世界最多の新型コロナ感染都市になったのか?(現地での報道&在住者目線)(安部かすみ)

アメリカ 新型 コロナ ウイルス

アンドリュー・クオモ州知事は先月、定例記者会見でこのように話した。 「我々は1人あたりの検査数を全米のほかのどの州より、そしてどの国よりも多く行っている。 検査を多くの人が受ければ受けるほど、陽性結果が増えるのは当然だ」 現在も1人あたりのテスト数は他国より多い。 クオモ知事の4月18日の会見より。 世界中から人々が集まる観光地 またクオモ知事は会見で「あくまでも個人的な見解だが」と前置きし、このようにも述べている。 「世界中から大勢の観光客が集まるというこの街の特性も、感染拡大の要因になっているのではないか」 アメリカが過去2週間中国滞在歴のある外国人の入国を禁止したのは1月31日、そして中国からは2月2日、ヨーロッパからは1ヵ月以上も遅れ3月13日(UKは16日)にそれぞれ入国を禁止した。 特にヨーロッパからは今年1月以降に約220万人が訪れるなど、規制措置まで実に多くの人々が入国した。 礼拝所、葬儀、老人ホーム、介護施設でのクラスター ニューヨーク州で初めて感染者が確認されたのが3月1日だが、それからすぐに問題になったのは、郊外のニューロシェル市にあるシナゴーグ(礼拝所)での集団感染だった。 自宅待機が始まってからも、ユダヤ教などの葬儀に参加した大勢の人の間でソーシャルディスタンシング(社会的距離)が保たれていないことが確認されている。 また州内には老人や身体障害者を受け入れている特別介護施設が600以上あり、ここでの集団感染や死者数増加も深刻だ。 満員電車? 最近、マサチューセッツ工科大学のジェフリー・ハリス教授の調査をもとに、混み合った地下鉄が原因ではないかというニュースが報じられた。 では、3月中旬まで平日の地下鉄利用は1日500万人だったとある。 確かに3月22日に自宅待機令が出るまで、ラッシュアワーの地下鉄車両は混んでいた。 しかし満員電車が要因なら混雑がもっとひどい東京での感染者数が、より早い時期から急増していそうだがそうではない。 初動体制の遅れ? トランプ大統領は当初「恐れることは何もない」と、新型コロナウイルスの封じ込めに自信を持っていた。 イタリアでは2月にすでにウイルスが大流行していたが、ヨーロッパからの入国禁止措置に踏み切ったのは3月13日のことだ。 記者会見を見ながら、筆者も高を括っていた。 政治家の発言を鵜呑みにした多くの人が自分事と捉えなかったことで油断し、ソーシャルディスタンシングの意識が遅れたのではないだろうか。 実際のところ、人々はつい4週間までリラックスしていた。 しかし「このウイルス、本当にヤバイかも」と自分事として誰もが危機感を持つようになったのは、3月半ば以降だ。 道ゆく人々がマスクを着け始め、お互いをあからさまに避けるようになり、1日中救急車の音が聞こえ、崩壊しつつある医療現場の惨状がソーシャルメディアで流れ、「全米で100、200万人規模の死者が出る」可能性を大統領自らが言及したあたりだ。 マスクの習慣がないから? 実際のところ、3月末までマスクを着けている人はそれほど多くなかった。 今でこそ政府主導でマスクもしくはバンダナによる顔のカバーが指導されるようになったが、この国ではこれまで「健康であればマスクは不要」と言われてきたのだ。 人々が自宅待機し、避けられない外出時にマスクを着用してソーシャルディスタンシングを保つようになってから、入院患者数を表す曲線が平坦になってきた事実がある。 人口密度の高い街で人々がこれまでマスクを着けていなかったことは、もしかすると感染拡大の要因と結びつくかもしれない。 貧困や移民の多さが関係? 高所得者は早くから在宅勤務にシフト、もしくは郊外の別荘へ避難している。 一方いくつかのデータで、感染者は移民や低所得者が多く住むエリアに多いことがわかってきた。 またそのような人々はエッセンシャルワーク(スーパーや薬局など)従事者であることも多く、日々の顧客対応や地下鉄出勤により感染の危険に晒される機会が多い。 医療現場で優先を決める選別。 例えば、救急医療で誰を先に診察するかや、人工呼吸器が1器のみで2人の患者が必要とする場合に行われる。 医療崩壊? 医療崩壊は当初から恐れられていたが、最悪の事態は回避できた。 州では常に、CDCやホワイトハウスのタスクフォースが発表した感染者数や死者の予想数値をもとに、大型展示会場を仮設病棟にしたり、連邦政府からを派遣してもらったりしながら、病床や人工呼吸器を事前に確保し準備を重ねてきた。 また州内の全医療機関を提携させ合い、ある病院で足りない医療用具がある場合にほかの病院から調達できるシステムを構築した。 この結果4月半ばになり、入院患者数やICU患者数は予想数値より大きく下回ったため、病床に空きができたり余った人工呼吸器を必要とする他州に提供するなどしている。 これらは医療従事者が防護具が不足する中、身を削る思いで働いてくれているおかげだ。 無保険や医療費が関係? 日本の報道やソーシャルメディアでは「アメリカは健康保険未加入者が多く、医療費が高いから受診できないのでは」という憶測があるが、それについては筆者は疑問だ。 クオモ知事は「健康保険未加入を理由に新型コロナの検査や治療を受けられない事態は避けるべき」と、早くからサポート体制を整えた。 またあまり知られていないが、通称オバマケアでおなじみの収入額に応じて無料もしくは低額で健康保険に加入できるシステムがまだ残っている。 仕事もやることもない人ほど平日の朝から近所の診療所に来て井戸端会議をしているものだ。 また数年前、筆者はER(救急センター)を利用したことがあるが、ものすごい混みようで、待合室では明らかに暇つぶしに来た人が立ったままテレビを観ていて憤りを感じたことがある。 (その結果、筆者は4時間も待たされた) もちろん、低所得者が病院で暇つぶしができるのは「健康保険の申請手続きをしていれば」の話である。 以上が在ニューヨーク視点を盛り込んだ、「世界最多の新型コロナ感染都市になった」考えられる要因だ。 なぜこの街で感染が拡大したのかについて、答えはおそらく1つではなく、ニューヨークという大都市ならではのさまざまな要因が重なり合ったものによるのではないかと考えている。 死者数の多さについても同様に。

次の

アメリカの大学が新型コロナウイルスの情報をほぼリアルタイムで示すサイト開設

アメリカ 新型 コロナ ウイルス

・ 先ほど、以下の記事を投稿させていただいたのですが、その後、ちょっと興味深いことを知りまして、連続となりますが、記事を投稿させていただきます。 ・ In Deep 2020年1月27日 ここから、以下のアメリカの報道について、ご紹介させていただきます。 米国の科学者がビル・ゲイツ財団と共にパンデミックのシミュレーションを発表したのは武漢ウイルス発生の2ヵ月前 中国の武漢で発生したコロナウイルスの拡大は止まっておらず、おおよそ「毎日 1000人ずつ症例が増えている」という状況となっています。 そのような中、ちょっとすごい話を知りました。 武漢のウイルスの最初の感染者が確認されたのは、昨年 12月のことでしたが、それから2ヵ月ほど前の 2019年10月に、アメリカのジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター(Johns Hopkins Center for Health Security)の科学者が、 「次に起きるパンデミックはコロナウイルスによるもの」 だと想定した上で、 「コロナウイルスのパンデミックの想定シミュレーションを公開していた」 のでした。 それは、当時の以下の日本語の報道などでも知ることができます。 本演習は、深刻な広域流行病が経済・社会に及ぼす影響の緩和に向けた世界規模での官民協力の必要性を浮き彫りにするものです。 ビル・ゲイツ先生が絡んでいるのですが、それはともかく、問題は「そのシミュレーションの内容」です。 大ざっぱに書きますと、以下のような内容なのです。 感染開始から 6ヵ月でウイルスは世界のすべての地域に広がり、1年後には、6500万人の人たちが亡くなる。 というものなのです。 6500「万」人ですよ。 このシミュレーションを発表した 2ヵ月後に武漢で新型のコロナウイルスが発生するというのは・・・まあ、タイミングがいいというのか何というのか。 そして、その内容から思いますのは、 現時点までの状況に関しても「シミュレーションと似ている」のでした。 シミュレーションをおこなったエリック・トナーさんという方は、「パンデミックが影響を及ぼすのは、健康面だけではなく、経済や社会全体に及びます」というようなことを言っておりまして、シミュレーションでは、例えば以下のようなことも計算されています。 シミュレーションでの集団感染の発生は小規模に始まった。 養豚場の何人かの農民たちにインフルエンザや肺炎と似た症状が見られ始めた。 そこから、このウイルスは南米の貧困地域に広がっていった。 各地で航空便はキャンセルされ、旅行の予約は 45%減少した。 そして、ソーシャルメディアではさまざまな噂や偽情報が出回り始めた。 その後、ウイルスの流行は世界的な金融危機を引き起こした。 株式市場は 20%から 40%下落し、世界の国内総生産は 11%急落した。 動物と接触した数人の人たちから感染が始まり、また、さまざまな偽情報がネット上に出回り、その後、航空便や人の移動が制限され、また株価の下落や経済の停滞が起きてくる・・・というのは、まさにその通りとなっている感じがいたします。 そして、このシミュレーションから連想することは、 「航空機の飛行停止などの移動の制限をしても、感染の拡大が止まらない」ように響く部分です。 ここにある、1年後の想定死者数の 6500万人というのは、2003年の SARS (致死率が約 10%)を想定しているものだと思われまして、現在の武漢ウイルスの致死率は 3%程度ですので、そこから考えますと、想定される死者数は 2000万人程度ということになるのですかね。 いずれにしましても、このようなシミュレーションがつい最近公表されていたということを知りまして、ご紹介させていただこうと思います。 アメリカのビジネス・インサイダーの記事です。 専門家たちのシミュレーションでは、そのウイルスは「6500万人を殺す可能性がある」ことを示唆した 2019年の秋に、米ジョンズ・ホプキンスの科学者は、致命的なコロナウイルスがパンデミック規模に達した場合にどうなるかをモデル化した。 そこでシミュレートされたシナリオは、感染開始から 18か月以内に 6,500万人が死亡する可能性があると予測していた。 米ジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターの科学者であるエリック・トナー(Eric Toner)氏は、今年 1月初旬に中国の武漢で謎のコロナウイルスが発生したというニュースが伝えられた際にも特にショックを受けなかった。 というのも、トナー氏は、それより 3か月以上前に、コロナウイルスが関与する世界的な感染症の大流行のシミュレーションをおこなっていたのだ。 コロナウイルスは通常、気道に影響を及ぼし、肺炎や風邪などの症状を引き起こす可能性がある。 コロナウイルスは、2000年代初頭には、約 8,000人に影響を及ぼし、774人が亡くなった中国の SARS (重症急性呼吸器症候群)の発生の原因ともなった。 トナー氏は以下のように言う。 「新しいパンデミックが引き起こされるとすれば、その可能性が最も高いウイルスはコロナウイルスであると私は長い間考えていました」 中国武漢で発生したコロナウイルスは、現時点ではパンデミックとはみなされていないが、すでに、中国以外でも、タイ、日本、韓国、台湾、ベトナム、シンガポール、サウジアラビア、そしてフランスでもでウイルスが報告されている(1月25日時点)。 アメリカでは 1月21日に最初の症例が報告された。 現在、感染の拡大が続いているこのコロナウイルスについて、トナー氏は以下のように述べた。 「現在拡大しているウイルスにどれほどの伝染性があるかはまだわかりません。 人から人へとすでに広まっていることは知っていますが、どの程度の伝染性があるのかまではわかりません」 「印象として 2003年の SARS よりも大幅に穏やかであるということです。 それは安心材料になるとは思います。 しかしその一方で、感染力に関しては、少なくとも現時点の感じでは、SARS より高いかもしれません」 トナー氏のシミュレーション上の「仮想の致命的なコロナウイルス」によるパンデミックでは、感染開始から 6か月後に、世界中のほぼすべての国でウイルスの症例が発生することを示唆した。 そして、発生から 18か月以内に、6500万人が死亡する可能性があることを示した。 ウイルス性パンデミックは6500万人を殺す可能性がある トナー氏のシミュレーションでは、CAPS という名称がつけられた架空のコロナウイルスを想定した。 この分析は、世界経済フォーラムとビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団との共同研究の一環で、ブラジルの養豚場でパンデミックが発生した場合にどうなるかを調査したものだ。 なお、武漢のウイルスは、生きた動物を販売する食糧市場で発生している。 トナー氏の想定したシミュレーション上でのウイルスは、現代のあらゆるワクチンに耐性がある。 そして、その病原性は SARS よりも致命的で、しかも、感染力はインフルエンザと同じ程度の強い伝染性を持つ。 シミュレーションでの集団感染の発生は小規模に始まった。 養豚場の何人かの農民たちにインフルエンザや肺炎と似た症状が見られ始めた。 そこから、このウイルスは南米の貧困地域に広がっていった。 その後、各地で航空便はキャンセルされ、旅行の予約は 45%減少した。 そして、ソーシャルメディアではさまざまな噂や偽情報が出回り始めた。 6か月後、シミュレーション上のウイルスは世界中のあらゆる地域に広がった。 感染開始から 1年後、地球上の 6500万人が死亡した。 1918年のスペイン風邪の流行では、5000万人もの人が亡くなっている。 トナー氏のシミュレートしたパンデミックでは、その後、ウイルスの流行が、世界的な金融危機を引き起こした。 株式市場は 20%から 40%下落し、世界の国内総生産は 11%急落した。 トナー氏は言う。 「私たちが 10月に行ったシミュレーションで指摘しようとしたことは、ウイルスによるパンデミックが生み出すものは、健康への影響だけではないということなのです。 経済にも社会にも影響を与えるのです」 トナー氏は、現在の武漢のコロナウイルスも、症例の総数が数千規模に達した場合は、経済に大きな影響を与える可能性があると述べていた。 仮想ウイルス CAPS のシミュレーションでは、科学者たちはパンデミックの拡大をを止めるために間に合うワクチンの開発はできなかった。 そして、これはシミュレーションとはいえ、現実的な仮定でもある。 トナー氏は以下のように語る。 「感染発生から数ヶ月以内にワクチンを接種できるようになった場合、感染状況に大きな変化をもたらすでしょう。 しかし、それはワクチンの開発に成功するということだけではなく、それを世界規模でどのように製造し、そして世界中の人々にどのように配布して、管理されるかについてさらに考える必要があります」 もし、科学者たちがワクチンを、より迅速に開発する方法を見つけなければ、危険なアウトブレイクは拡大し続けるだろうと言う。 都市がより混雑し、通常は野生生物のために確保されている場所に、人が暮らすようになり感染症の繁殖地を作り出しているためだと、トナー氏は言う。 「それこそが私たちが今住んでいる世界の一部なのです。 私たちは感染症のエピデミックの時代に生きています」 ここまでです。 英ランカスター大学などの研究では、 「 1人が 3. 6人から 4. 0人に感染させる」 と計算されていまして、感染力は SARS などより相当高いはずです。 さらに、ウイルス全般にいえる厄介な部分としては、 「どんどん変異していく」という点と、「感染者が多くなればなるほど変異しやすくなる」という点です。 どんなウイルスでもそうですが、ウイルスというのは信じられないほど「単純」な構造でして、たとえば、2014年にアフリカで流行したエボラウイルスについて、米ハーバード大学の生物学者たちによる解析のことをにしたことがありましたが、その時わかったのは、 「何とエボラウイルスは、たった 7個の遺伝子を持つだけ」 の存在だったのです。 比較でいえば、私たち人間は約 20,000の遺伝子を持っています。 解析にあたった生物学者たちは、そこで、「壮絶な様子」を目の当たりにします。 それは、「目の前でどんどんウイルスが変異していく様子」でした。 ハーバード大学のパラディス・サベティ博士は、米 NPR にこのように語っていました。 「私たちは、250以上の突然変異を発見しています。 それらは、私たちが見ている目の前で、リアルタイムで突然変異を起こしたのです」 こういうように、どんどんと変異していく中で、場合によっては、感染力や毒性に変化が出ることもあるのだと思います。 現時点では、武漢のウイルスは「毒性が比較的弱くて、感染力が強い」というものになっていますが、それがどのように変化していくかはわかりません。 武漢のウイルスに対しての医学的な対応にしても、今後出現してくるかどうかはわからないですが、何しろ、SARS などは、2003年から 17年経っている現在でも、治療薬もワクチン的なものもまだ存在しないのですから、コロナウイルスというのは手強い相手なのかもしれません。 以下の記事でご紹介しましたように、中国では、科学者たちが、ずっと SARS の研究をしているのに、医学的な対抗措置はいまだに見出されていないのですから、簡単なことではなさそうです。 武漢ウイルスが、かつての SARS や MERS のように、ある程度感染が広がったところで、自然と消滅していくのか、それとも、トナー博士のシミュレーションのように、全世界に拡大するまで感染は止まらないのか今はわかりません。

次の