婚約 破棄 小説。 婚約破棄の忘れ形見

婚約破棄?悪役?我には必要ない!

婚約 破棄 小説

リコリス・ロコニオ・クレーンカは8歳のころ皇太子に見初められたクレーンカ伯爵の1人娘だ。 しかしリコリスは体が弱く皇太子が尋ねてきても何時も寝所で臥せっていた。 そんな手も握らせないリコリスに愛想をつかした皇太子はリコリスとの婚約を破棄し国の聖女であるディルバ・アーレンと婚約を結ぶと自らの18歳の誕生の宴の場で告げた。 そして聖女ディルバに陰湿な嫌がらせをしたとしてリコリスを果ての塔へ幽閉すると告げた。 しかし皇太子は知らなかった。 クレーンカ一族こそ陰で国を支える《武神》の一族であると言う事を。 そしてリコリスが物心がついた頃には《武神》とし聖女の結界で補えない高位の魔族を屠ってきたことを。 果ての塔へ幽閉され《武神》の仕事から解放されたリコリスは喜びに満ちていた。 「これでやっと好きなだけ寝れますわ!!」 リコリスの病弱の原因は弱すぎる聖女の結界を補うために毎夜戦い続けていた為の睡眠不足であった。 ・題名・ 【聖女の力を姉に授け、王太子と婚約破棄し、特に追放はされていませんが隣国の皇太子の後宮に入りました~これからは自重せずに無双します~】 リコリスとはまた違った自由きままな主人公が無双します!.

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婚約 破棄 小説

「遠い東の国から来た新任教師を紹介する。 」 男女2人の講師が理事長のその声と同時に壇上に上がって前に並んでいた。 見たこともない異国の服に身を包んだ2人を見て懐かしく感じた瞬間稲妻が走ったように私は固まって徐々に浮かんでくるビジョンに意識が遠のきそうになった。 声を出さなかったのは令嬢としてのプライドが許さなかったからだ。 しかも、やってきた新任教師は前世の兄様と前世の私を死に追いやった悪女・・・ マリーは悟った。 この転生はきっと、大好きな兄様を悪女から救い前世の復讐をしなさいという神の導きなのだと!! そう考えたマリーは乙女ゲームそっちのけな行動を始める。 そんなマリーの異変に気付いた王子は・・・・。 私の婚約者は何かある度に、君のお母様だったら... という。 「君のお母様だったらもっと優雅にカーテシーをきめられる。 」 「君のお母様だったらもっと私を立てて会話をする事が出来る。 」 「君のお母様だったらそんな引きつった笑顔はしない。... 見苦しい。 」 会う度に何度も何度も繰り返し言われる言葉。 それも家族や友人の前でさえも... 家族からは申し訳なさそうに憐れまれ、友人からは自分の婚約者の方がマシだと同情された。 「何故私の婚約者は君なのだろう。 君のお母様だったらどれ程良かっただろうか!」 吐き捨てるように言われた言葉。 そして平気な振りをして我慢していた私の心が崩壊した。 そこまで言うのなら婚約止めてあげるわよ。 そんなにお母様が良かったらお母様を口説いて婚姻でもなんでも好きにしたら! 「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 「モドイド公爵家令嬢シャロン、不敬罪に婚約を破棄し追放刑とする」王太子は冷酷非情に言い放った。 モドイド公爵家長女のシャロンは、半妹ジェスナに陥れられた。 いや、家族全員に裏切られた。 シャロンは先妻ロージーの子供だったが、ロージーはモドイド公爵の愛人だったイザベルに毒殺されていた。 本当ならシャロンも殺されている所だったが、王家を乗っ取る心算だったモドイド公爵の手駒、道具として生かされていた。 王太子だった第一王子ウイケルの婚約者にジェスナが、第二王子のエドワドにはシャロンが婚約者に選ばれていた。 ウイケル王太子が毒殺されなければ、モドイド公爵の思い通りになっていた。 だがウイケル王太子が毒殺されてしまった。 どうしても王妃に成りたかったジェスナは、身体を張ってエドワドを籠絡し、エドワドにシャロンとの婚約を破棄させ、自分を婚約者に選ばせた。 「俺はお前のように不細工でとろくて使えない女と結婚する気は毛頭ない。 今ここで、お前との婚約は破棄することにした。 かわりにお前の妹と結婚する。 わかったら、無意味な花嫁修業などしていないで、さっさと城から出て行け」 18才の誕生日の日、エレノアは婚約者であったクライヴ王子にごみを見るような目で蔑まれて捨てられた。 クライヴはエレノアの異母妹と結婚するらしい。 もともと家族の中にも居場所はなく、つらくあたられていたエレノアだったが、王子の婚約者ではなくなったら価値のない人間だと、山の中に捨てられる。 「くだらん女がいいな。 最高神エリアルの聖女はバカでいい。 賢い女はいらん」 この国では、次期皇妃は聖女であり、それを選ぶのはその夫になるレオンだった。 そして、聖女認定のその日。 最初に聖女に選んばれたクルード公爵令嬢アリスにレオンは告げる。 「やっぱ、お前は賢いから要らん。 俺はバカな女がいいのだ。 自由にできるからな あのレイルド侯爵令嬢モニカでいいわ。 消えてくれ、アリス」 アリスは自分がけなされ馬鹿にされたと理解した瞬間、レオンの頬を張っていた。 そして、次期皇帝に手を挙げた罪によりーー金貨一枚で売られてしまう。 更にはモンスターの蔓延る危険な森の中で、私ことマリアンヌはパーティーメンバーを追放されることとなりました。 このまま私がモンスターに襲われて"事故死"すれば、想い人と一緒になれる……という、何とも身勝手かつ非常識な理由で。 パーティーメンバーを追放された私は、森の中で鍋をかき混ぜるマイペースな変人と出会います。 どうにも彼は、私と殿下の様子に詳しいようで。 というかまさか第二王子じゃないですか? なんでこんなところで、パーティーも組まずにのんびり鍋を食べてるんですかね!? そして私は、聖女の力なんて持っていないですから。 王国は守護獣が指名した人間を契約者として差し出し、契約者を通じて守護獣とコンタクトを取っていた。 そしてある日、当代の契約者の死を悟った守護獣が次の契約者を指名した。 それはミルファ・ヴェンディアと言う名の17歳の少女であり、つい先日まで伯爵令嬢の地位にいた人物でもある。 そんなミルファは、不幸にも仮の婚約者であった王太子に婚約破棄及び国外追放を言い渡されていた。 それは身分差があれど愛し続けると誓った王太子の、「やっぱり自分に見合った女性でなければ」と言う身勝手な気変わりによる行為だった。 秘密裏の婚約という事でミルファの存在が邪魔になったために彼女を追い出して処分する事にしたのだ。 しかし状況は一変。 ミルファが守護獣の契約者に選ばれてしまったという事で王太子は慌てて彼女を追いかける事になるのだが…… 「僕は普通にしているだけなのに、なぜか優しいといわれます(汗)」 婚約者からの一方的な番契約破棄で、ディルは死を選んだはずだった。 しかし目が覚めると、そこはオメガが最底辺の世界から、最上位の世界に変わっていた! 体の持ち主はディルレクシアといい、わがまま横暴でナルシストというとんでも青年だった。 この世界で、オメガは神殿に保護され、〈楽園〉で蝶よ花よと大事にされて育つ。 そして、オメガが番のアルファを選ぶという。 こちらの世界は、治癒魔法を扱える神殿の権威がもっとも強く、オメガ男性は神秘の存在として尊ばれている。 オメガが選んだ相手は神殿に手厚く保護される。 末の王族でも王位につけ、没落貴族は返り咲き、平民ならば貴族へ昇格とめじろおし。 ディルレクシアには数名の番候補がいて、小悪魔よろしくもて遊んでいたようだ。 もちろん、ディルにはとてもそんな真似はできず、平穏な生活を楽しみながらも、番候補に会うのが気が重くてしかたがない。 しかもその一人は、ディルを捨てた男・アルフレッドそのものだった。 アルフレッドを見ると吐き気しかしないディルは逃げ、助けてくれた騎士に驚く。 前の世界でも最後までディルを見捨てなかった、護衛騎士その人だった。 ディルは次第に、騎士の青年と文官の青年と親しくなり、二人の間で気持ちが揺れることに。 平行世界に転移し、ディルレクシアとして生きることになったディルの望みは、「ほのぼのほっこり家庭を築く」こと。 女性オメガもいません。 聖女認定の儀式をするから王宮に来いと招聘された、クルード女公爵ハーミア。 数人の聖女候補がいる中、次期皇帝のエミリオ皇太子と婚約している彼女。 周囲から最有力候補とみられていたらしい。 未亡人の自分でも役に立てるならば、とその命令を受けたのだった。 そして、聖女認定の日、登城した彼女を待っていたのは借金取りのザイール大公。 女癖の悪い、極悪なヤクザ貴族だ。 その一週間前、ポーカーで負けた殿下は婚約者を賭けの対象にしていて負けていた。 ハーミアは借金のカタにザイール大公に取り押さえられたのだ。 そして、放蕩息子のエミリオ皇太子はハーミアに宣言する。 「残念だよ、ハーミア。 そんな質草になった貴族令嬢なんて奴隷以下だ。 僕はこの可愛い女性、レベン公爵令嬢カーラと婚約するよ。 僕が選んだ女性だ、聖女になることは間違いないだろう。 聖女認定どころではなく、ハーミアは怒り大公とその場を後にする。 そして、聖女は選ばれなかったーーー 100年に一度の確率で、令嬢に宿るとされる、聖なる魂。 これを授かった令嬢は聖女と認定され、無条件で時の皇帝と婚約することになる。 そして、その魂を引き当てたのが、この私、エミリー・バレットである。 本来ならば、私が皇帝と婚約することになるのだが、どういうわけだか、偽物の聖女を名乗る不届き者がいるようだ。 その名はジューン・バレット。 私の妹である。 別にどうしても皇帝と婚約したかったわけではない。 でも、妹に裏切られたと思うと、少し癪だった。 そして、既に二人は一夜を過ごしてしまったそう!ジューンの笑顔と言ったら……ああ、憎たらしい! そんなこんなで、いよいよ私に名誉挽回のチャンスが回ってきた。 ここで私が聖女であることを証明すれば……。 「オリビア!!君の聖女としての力が作用しているのか、ミカの聖女の力が発揮できないようなんだ。 だから、君をこの国から追放する!!」 最近、私の居る神殿に来ない婚約者が久しぶりに来たと思ったら、いったい何事なのかしら? 「もちろん、お前との婚約も破棄だ!!」 私の婚約者であるエイダン様は私が守護する水の都マルドゥクの王子だ。 婚約者と言っても、代々聖女の血を引く一族とこの国の王子が婚約することが決まっていて、その流れで婚約しているだけなのだけどね。 婚約破棄したいなら、私にじゃなくて王様に言えばいいのに・・・ エイダン王子は空から舞い降りてきた聖女ミカを新たなこの国の聖女とし、自分の婚約者に迎え入れるそうだ。 お払い箱だと婚約破棄と追放を宣言された母国の聖女オリビアは国を覆う守護結界を望み通り解いてあげることにした。 最低王子エイダンは知らない。 前世の私はキャバ嬢でした..。 オタクな私はキャバクラで稼いだお金をお気に入りの乙女ゲーに貢ぎまくるのを生き甲斐にしていたTHEオタ活に生きる女... !! しかしそんな私は急な事故にあい.... 目が覚めると大好きだった乙女ゲーの悪役令嬢に生まれ変わっていた... しかもこの乙女ゲーの悪役令嬢ってどのルートでも残酷な死が待ってるので有名な「我が人生を君に捧ぐ」の世界じゃん...。 えっ?生まれ変わってもすぐ死んじゃうパターン?? いやいや無理だから... そうだ!国外に逃げよう!! 転生したキャバ嬢が攻略キャラをたらしこみ国外逃亡を目指す物語...。 前世の知識を生かしてこの世界を変えちゃうかもしれない? 目の前に現れたのは黒髪黒目…の少年 彼を見た瞬間私は一部思い出した。 彼が誰か…自分が誰か…を その後高熱に魘され全てを思い出した。 この世界は【愛の花束 逆ハーレム乙女】の乙女RPG世界。 私は悪役令嬢役のマリアン・カーリヒルトになっていた。 ゲームでは王子の婚約者で我が儘傲慢令嬢でヒロインを虐め暗殺未遂までする。 その為良くば国外追放、悪ければ一族処刑のどちらか…… いやいや、王子の婚約者は御免です! ヒロインをいじめる?私には出来ません! 隠しキャラである『リオン・マギア・グリアモール』が大好き!一推しなので他の攻略キャラとかに関わりたく有りません! え?【愛の花束 逆ハーレム乙女】では実は三部まで出てる。 「嫉妬で人をいじめるような女など未来の王妃にふさわしくない!貴様とは婚約破棄だ!」 「私はその見知らぬ女性をいじめてなんかいないです!」 昔はこんな人じゃなかった。 それなのにどうしてこんなにも落ちぶれた人になってしまったのか。 小さい頃はそんな風に決めつけるような子ではなかったというのに。 王子の隣であからさまな嘘泣きをしている女性と何を言っても私を信じてくれない王子に私の中に秘められた力が暴走した結果……。 「「「聖女様誕生だ~!」」」 「いやいや、そんな場合ではないでしょう!? 」 目の前には互いに仲が良好だった頃幼い殿下がいた。 かわい……いやいや!これどうすれば? 悪役令嬢が聖女になった婚約破棄に続く婚約破棄シリーズ第二段……シリーズは荷居人タグでまとめています。 まだ、かろうじて幸せだったころでした。 フライア・ディールスはヴェッセル王国に住む公爵令嬢。 第一王子であり王太子であるイーノクと婚約をしており、順風満帆な人生を歩んでいた……はずだった。 しかし、フライアが十五歳のある日。 王国に住む男爵令嬢が光の魔力に目覚めた。 それがきっかけで、イーノクはフライアを蔑ろにするようになり、毎日のようにその男爵令嬢、シンディの元に通い詰めるようになる。 仕事を放り出すということから、フライアの仕事は増えるばかり。 それでも、必要とされるのならば。 そう思っていたフライアだが、イーノクはフライアを利用するだけ利用し、捨てた。 その結果、いつの間にか貴族たちはフライアのことをこう呼んでいた。 これは、お飾り王妃と呼ばれた女性が王国の民たちのために行動していると、いつの間にか人々を魅了し逆ハーレムを築いていたお話。 また、END数は12の予定。 別のカップルのお話も短いですが予定しております。

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婚約破棄の忘れ形見

婚約 破棄 小説

「ロザリー!君とは婚約破棄する!そして僕はリシリーと結婚する!!」 その言葉は夜会の会場にひときわ大きく響いた。 辺りはシンと静まりかえり、当事者以外はことのなりゆきを見守っていた。 そして、当事者の私・・・婚約破棄を宣言したこの国の第三王子のマルコ殿下の婚約者のフリューゲル公爵家のロザリー・フリューゲルはその発言に慌てて声をかけた。 「で、殿下!お待ちください!そんなことをすれば・・・」 「うるさい!君のような性悪とは結婚しない。 僕は彼女と・・・リシリーと結婚する!!」 「すみませんロザリーさん!私とマルコ殿下は愛し合ってしまったのです。 大人しく諦めてください!」 聞く耳を持たなそうな殿下の隣にはここ最近殿下に接触して殿下の心を射止めた女子生徒・・・確か最近男爵家の養子になったリシリーがこちらに勝ち誇ったような笑みを向けて、でも言葉は説得するかのようなことを言った。 しかし、ここで諦めるわけにはいかない。 「殿下・・・せめてもう少し後にしませんか?ここで正式に婚約破棄してしまうと・・・」 「うるさい!君の罪を明かにするにはここしかないんだ!」 「そうです!私にした数々の嫌がらせを謝ってください!」 すっかり断罪者気分の彼らに私は頭を抑えてから言った。 「なんのことは分かりませんが、殿下せめて後日にしましょう。 ここで婚約破棄をしてしまえば殿下は・・・」 「その手には乗らないぞ!いいから婚約破棄して罪を償え!」 「まあ、待ちなよ。 」 「兄上!」 全く届かない言葉に私はどうしたものかと途方に暮れかかっていると、殿下の兄で第二王子のタリウス殿下がこちらに歩み寄ってきた。 「マルコ。 せっかくお前に命を与えてくれているロザリーにそんな言葉をかけるのはどうなんだ?それに彼女はお前のためを思って言ってくれているんだぞ。 」 「な・・・!兄上もそいつの味方ですか!」 「騙されないでください、タリウス殿下!ロザリーさんは・・・」 「うん。 ちょっと黙ってくれる?あと、男爵令嬢が私に話しかけないでくれるかい?しかも、あやうくマルコの命を奪おうなどと・・・」 いつも柔和なタリウス殿下とは思えないほどに鋭い視線に二人は黙った。 それを見てからタリウス殿下は私に向き直って・・・頭を下げた。 「すまない。 ロザリー。 マルコを甘やかしすぎてこんな風にしたのは私たちの責任だ。 ただ、あんなんでも私たちの家族なんだ。 「いいかマルコ。 お前は本来ならすでにこの世に生はなかったんだよ。 元々お前の寿命は短くてな、本来なら幼少の頃に命を落としていたんだ。 」 「そんな馬鹿な!どういう冗談ですか兄上!」 「嘘ではないよ。 昔お前の体は弱かっただろ?あれが本来のお前の生命力での限界だ。 家族に早死にされるなど耐えられないと思った父上と母上がフリューゲル公爵家に無理を言ってお前とロザリーとの婚約を結ばせたんだ。 」 「そんな・・・で、でもなんでそこでフリューゲル公爵家なんですか!」 「それは・・・」 ちらりとタリウス殿下は私を見た。 ・・・そうですね。 私が説明した方がいいですね。 「それはですね、殿下。 私達フリューゲル公爵家にはある特殊な力があったからですよ。 」 「力だと?」 「ええ、我家は古くから遺伝なのか長命で普通の人間の何倍もの生命力に溢れております。 そして、私達は他人に自身の生命力を譲渡して傷を治したり、命を長らえたりさせることが何故かできるんですよ。 特に私の生命力は一族でも随一で・・・そのため殿下の婚約者に選ばれてしまったのです。 ですが婚約破棄されるとなるともう・・・」 「一体なんだと言うんだ!」 思わず目を伏せて顔をそらしてしまう。 そんな私に変わりタリウス殿下が言葉を続けてくれた。 「マルコ。 お前とロザリーの婚約を結ぶにあたり公爵家はある条件を出した。 ハッキリと言うが、今のお前はロザリーの力で生き長らえているだけだ。 そして、そんなロザリーからの力の譲渡が無くなれば・・・お前は死ぬ。 」 「そ、そんな馬鹿な話が・・・ですが、そいつはリシリーに不等な仕打ちを!」 「するわけないんだよ・・・そんなことをしなくても婚約破棄すればお前の命などないのだから。 それに証拠はあるのか?そこの令嬢以外の第三者の絶対的なものが。 」 「そ、それは・・・ですが!」 なおもいい募ろうとしたマルコ殿下に対してタリウス殿下はため息をついた。 「論より証拠か・・・ロザリー。 一時的にマルコへの生命力の供給を停止してくれ。 」 「よろしいのですか?」 「構わないよ。 そうだな・・・5秒だけ頼む。 マルコ。 今からお前に証拠をみせるが、これが真実だから受けとめろ。 ロザリーやってくれ。 」 「わかりました。 」 私は静かに目を瞑るといつもは無意識に繋げているマルコ殿下との繋りを遮断した。 本来は目に見えないパイプでマルコ殿下へ生命力を渡しているので傍目にはただ私が目を瞑ったようにしか見えないだろう。 「一体なんだと・・・ぐっ・・・なんだ・・・体が・・・がはっ!」 「ま、マルコ殿下!」 どさりという音にそっと目を開けると目の前ではマルコ殿下が血を吐き、地に倒れておりそれを見たリシリーが慌てているという光景が映っていた。 そんな光景に周りの観客は息をのんで見守っていた。 私達の能力もマルコ殿下のこともみんは知っていたはずだ。 かなり有名だし、実際忘れていたマルコ殿下自身とリシリー以外は驚きはしないだろう。 だが、実際に間近でみて理解が追いつかないのだろう。 「ロザリー。 そろそろ頼む。 あと、申し訳ないがマルコを癒してくれ。 」 「わかりました。 」 心底申し訳なさそうに頼むタリウス殿下に私は苦笑して答えた。 まあ、本来生命力の譲渡とは他人に自身の命を削って渡すことだから、流石にタリウス殿下も申し訳ないと思うのだろう。 私は殿下との見えないパイプにまた力を流してからマルコ殿下に近づき、そっと手をかざした。 「!?な、なにを・・・」 「静かにして。 」 慌てて私を止めようとするリシリーを黙らせて私はマルコ殿下の顔に触れた。 血を吐き、青ざめていたマルコ殿下は私が触れると顔色が戻り、自力で起きあがれるようになった。 呆然としているマルコ殿下にタリウス殿下は言った。 「わかったか、マルコ。 お前はロザリーに生かされてきたんだ。 まあ、お前のことだからロザリーの呪いだとか言い出すかもだけど・・・それでロザリーを罰したりすればお前は死ぬ。 それに婚約破棄したら、ロザリーはもちろん、他のフリューゲル公爵家の者も敵にまわる。 この力を使えるのは彼らだけだ。 そうすればやはりお前は死ぬ。 わかったか?自殺の意味が?」 「そんな・・・僕は・・・」 「で、でも!ロザリーさんが私に嫌がらせをしたのは本当なんです!嫉妬に狂ったロザリーさんに私は・・・だから、騙されないでくださいタリウス殿下!」 呆然と呟くマルコ殿下を放置してリシリーはタリウス殿下へと言葉を発した。 その表情は媚びるような男を惹き付ける表情をしていた。 普通の男ならこれに騙されるだろう。 だけど・・・ 「あのさ・・・そもそも前提が間違ってるんだけど、ロザリーは別に恋愛的な意味ではマルコのことを好いてはいないよ。 だからそれはあり得ないよ。 それにさっきも言ったけど証拠はあるの?君以外の。 」 「そ、それは・・・でも!」 「それに、君には色々話を聞かないといけないようだしね。 実は最近他国で婚約破棄騒動があったらしくてね、驚いたことに今回のようにありもしない罪で令嬢を裁いて国を混乱させたらしいんだ。 幸いにも令嬢は無事だそうだけど・・・犯人の男爵令嬢は行方不明で見つかってないらしい。 」 その言葉にリシリーの顔色が変わった。 タリウス殿下はそんなリシリーににやりと笑った。 「心当たりがあるだろう?とりあえずご同行願おうか。 衛兵連れていけ。 」 「いや!離してよ!マルコ殿下助けて!」 「俺は・・・俺は一体・・・」 衛兵に連れ去られるリシリーは必死にマルコ殿下に助けを求めるがマルコ殿下は呆然として言葉が届いていなかった。 リシリーはそのまま連れてかれて、私と脱け殻のように心ここにあらずなマルコ殿下とタリウス殿下は夜会の会場を抜け出した。 向かったのは王族の中でも特殊な応接室で、お忍びの人間や国賓クラスの客を招く特殊な部屋だ。 そこには用事で夜会の会場にいなかった国王陛下と王妃様がいて、着いて早々に謝られた。 「すまないなロザリー嬢。 うちの愚息が・・・」 「ごめんない。 ロザリー。 馬鹿な息子が・・・」 「お二人とも頭を上げてください。 お二人のせいではありませんよ。 」 「だが・・・」 「それよりも、婚約はどうしましょう。 マルコ殿下は先程からこの様子ですし、それに私はあんな公衆の面前で婚約破棄されてしまいました。 とてももう一度婚約とは厳しい状況ですし・・・」 「それなんだけど、ロザリー。 一つ提案があるんだが。 」 「タリウス殿下?」 タリウス殿下は私を見てから真剣な口調で言った。 「ロザリー。 私と婚約しないか?」 「・・・え?」 その一言に私はフリーズしてしまう。 タリウス殿下は今なんて・・・ 「弟の婚約者だったとはわかっている。 だが、昔からロザリーのことが好きだったんだ。 マルコの件がなければ早々に私が貰おうと思っていたんだが・・・まあ、見事にマルコに取られてしまってね。 悔しいし諦めきれなくて婚約者の選定も先伸ばしにしていたんだが、マルコと婚約破棄するなら私とどうだ?」 「タリウス殿下・・・ですがそれではマルコ殿下が・・・」 「マルコへの生命力の供給は・・・申し訳ないけど私との婚約として続けて欲しい。 とはいえ、ギリギリ動けるレベルで構わない。 どうせマルコはこの様子だと立ち直るにも難しいだろう。 それに・・・自惚れでなけれぼ君も私のことを好いていると思うのだが?」 その一言に私はドキリとして顔を赤くしてしまう。 「な、なんで・・・」 「やはりか。 時々妙に熱っぽい視線を向けてくる気がしてたんだが・・・妄想でなさそうで安心したよ。 それで?返事は?」 真っ直ぐに見つめてくるタリウス殿下に私は少し躊躇ってから言った。 「タリウス殿下。 私もあなたをお慕いしております。 許されるならお側にいさせてください。 」 「タリウスだよ、ロザリー。 」 「はい・・・タリウス様・・・」 そして、私とタリウス様は婚約者となった。 マルコ殿下はあの一件で心が病んでしまい、自室で療養という名目で軟禁されている。 元々プライドが高いマルコ殿下は死にかけたことに相当なショックを受けたんだろう。 リシリーは、やはり他国で同じように男をたぶらかして、国を荒らしていたらしく、今は処罰を受けるために牢に入っている。 そして、私とタリウス様は正式に婚約者となってから、日々充実した日常を送っている。 タリウス様が予想以上に年上の抱擁力を発して甘やかされたりして私がダメになりそうにはなったけど・・・幸せに過ごしている。 あの、マルコ殿下の命懸けの婚約破棄があったからこその幸せ・・・そう思えることもある。 だからこそ・・・感謝を・・・.

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