肝 嚢胞。 肝臓疾患分野

肝嚢胞(肝臓嚢胞)の病態や症状など理解を深めたい|ハテナース

肝 嚢胞

多発性(多発肝嚢胞症)は、肝臓に嚢胞(のうほう)という袋が発生し、嚢胞が大きくなることで腹部が膨れていく病気です。 中年女性に比較的多く発症し、20年から30年という長い時間をかけて嚢胞が増殖増大していきます。 今回は多発性肝嚢胞の症状や原因について筑波大学の大河内信弘先生にお話を伺いました。 この記事で書かれていること• 多発性とは、肝臓の中に嚢胞という袋が発生・増加していく良性の疾患• 初期症状は腹部の張りや膨張、進行すると胃食道逆流や息切れ、栄養障害などの症状があらわれる• 進行状態によって3つの病型に分類され、それぞれに適した治療法を行う必要がある 多発性肝嚢胞とは? 肝臓内に袋が発生・増加する良性疾患 多発性とは、肝臓の中に嚢胞という袋が発生・増加していく良性の疾患です。 嚢胞の増加に伴い肝臓が肥大し、腹部がどんどん大きくなります。 肝機能障害や黄疸(おうだん)など目立った初期症状がないため、腹部の膨らみが顕著にならない限り、なかなか見つかりにくいのが特徴です。 良性の疾患ではありますが、お腹が通常より数倍大きくなるため、仰向けで寝ることができない、普段着ている洋服が着られなくなるなど、日常生活に支障をきたすようになります。 多発性肝嚢胞の原因 原因は不明。 遺伝子異常などの可能性も 通常、人間の体に数個の嚢胞がみられることはよくあります。 しかし、多発性を患う患者さんの肝臓になぜこんなにも嚢胞が大量に発生するのか、そのメカニズムは現在もわかっていません。 一般的には遺伝子の変化や、胆汁を出す胆管が発育過程で異常をきたしたことが原因と示唆されていますが、日本国内の患者さんの症例を見る限り、それだけでは説明がつかないことが多く、明確な原因は不明のままです。 多発性肝嚢胞になりやすい人とは? 患者さんは男女ともにいるものの出産を経験した40代以上の女性に多くみられる点が特徴です。 小児や若い人には症状がみられないことが多いようです。 大河内 信弘先生 ご提供 多発性肝嚢胞の症状 腹部の張りや膨張が初期症状、進行すると胃食道逆流や息切れ、栄養障害が起きることも 患者さんが感じる初期症状は「少しお腹が張っている」という程度です。 しかし嚢胞の増加に伴い、腹部がどんどん大きくなっていきます。 20年から30年という長い時間をかけて嚢胞が増殖増大するため、若い人にはほとんど症状がみられません。 肝機能自体も急激に悪くなるわけではないので、症状がかなり進んでから気づかれ、来院される患者さんがほとんどです。 また、嚢胞が増大した場合、隣接する他の臓器を圧迫し腹部不快感や腹部膨満、胃食道逆流、息切れ、呼吸困難、腰痛・背部痛、栄養障害などの症状が出ることもあります。 嚢胞が増えることで正常な動きをする肝臓が小さくなり、肝機能に障害が出ます。 しかしこの治療法では再び水が溜まってしまうため、あまり効果が期待できません。 また、無水アルコールやオルダミンを用いた「硬化療法」があり、効果的なこともあります。 また、嚢胞栄養していると思われる動脈を詰める「肝動脈塞栓療法(TAE)」という治療法も効果が認められることがあります。 正常な血管を傷つけないよう慎重に行うため、手術は長時間を要します。 を合併していることもあるため、時には肝腎同時移植を行います。 多発性肝嚢胞に対する肝切除術 筑波大学附属病院のほかに多発性嚢胞の治療を多く実施している医療機関が複数あります。 近畿大学医学部附属病院消化器内科 工藤 正俊教授は、主に嚢胞が多い患者さんを対象に、オレイン酸エタノールアミン(*タンパク質を固めるもの)を用いた治療を行っています。 また、虎ノ門の腎臓内科に勤務されている乳原善文先生は肝動脈塞栓療法を実施しています。 術後の生活の質の向上を期待できる 術後は変化が大きい方だと、体重が4〜5キロ程度減る患者さんもいらっしゃいます。 1か月程度の入院が必要です。 肝機能を守るため、手術で切除できる肝臓には限界があります。 そのため、術後も肝臓が通常の大きさに戻ることはありませんが、切除後は肝臓に発生した袋がそれ以上巨大化しない、言いかえると進行がゆるやかになる患者さんがほとんどです。 何よりも食後すぐにお腹が張る症状がなくなったり、好きな服を着られるようになったりと、生活の質が向上します。 まずは専門医がいる医療機関の受診を 治療がうまくいく患者さんは皆さんが早期治療に取り組んでいます。 多発性を疑ったら、早めに専門医のいる病院に行きましょう。 治療の選択方法は嚢胞の状態により治療表が異なります。 症状が進行する前に受診することが大切です。 筑波大学附属病院• 内科 膠原病・リウマチ・アレルギー内科 血液内科 外科 精神科 神経内科 脳神経外科 呼吸器外科 消化器外科 腎臓内科 心臓血管外科 小児科 小児外科 整形外科 形成外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 放射線科 歯科口腔外科 麻酔科 乳腺外科 呼吸器内科 循環器内科 消化器内科• 茨城県つくば市天久保2丁目1-1• つくばエクスプレス「つくば駅」 A3出口 つくばセンターバスターミナルより乗車 筑波大学循環 右回り ・筑波大学中央・石下駅行きなど 筑波大学病院入口下車徒歩1分 バス10分 JR常磐線 取手~いわき 「土浦駅」 車20分• 029-853-3900.

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多発性(多発肝嚢胞症)は、肝臓に嚢胞(のうほう)という袋が発生し、嚢胞が大きくなることで腹部が膨れていく病気です。 中年女性に比較的多く発症し、20年から30年という長い時間をかけて嚢胞が増殖増大していきます。 今回は多発性肝嚢胞の症状や原因について筑波大学の大河内信弘先生にお話を伺いました。 この記事で書かれていること• 多発性とは、肝臓の中に嚢胞という袋が発生・増加していく良性の疾患• 初期症状は腹部の張りや膨張、進行すると胃食道逆流や息切れ、栄養障害などの症状があらわれる• 進行状態によって3つの病型に分類され、それぞれに適した治療法を行う必要がある 多発性肝嚢胞とは? 肝臓内に袋が発生・増加する良性疾患 多発性とは、肝臓の中に嚢胞という袋が発生・増加していく良性の疾患です。 嚢胞の増加に伴い肝臓が肥大し、腹部がどんどん大きくなります。 肝機能障害や黄疸(おうだん)など目立った初期症状がないため、腹部の膨らみが顕著にならない限り、なかなか見つかりにくいのが特徴です。 良性の疾患ではありますが、お腹が通常より数倍大きくなるため、仰向けで寝ることができない、普段着ている洋服が着られなくなるなど、日常生活に支障をきたすようになります。 多発性肝嚢胞の原因 原因は不明。 遺伝子異常などの可能性も 通常、人間の体に数個の嚢胞がみられることはよくあります。 しかし、多発性を患う患者さんの肝臓になぜこんなにも嚢胞が大量に発生するのか、そのメカニズムは現在もわかっていません。 一般的には遺伝子の変化や、胆汁を出す胆管が発育過程で異常をきたしたことが原因と示唆されていますが、日本国内の患者さんの症例を見る限り、それだけでは説明がつかないことが多く、明確な原因は不明のままです。 多発性肝嚢胞になりやすい人とは? 患者さんは男女ともにいるものの出産を経験した40代以上の女性に多くみられる点が特徴です。 小児や若い人には症状がみられないことが多いようです。 大河内 信弘先生 ご提供 多発性肝嚢胞の症状 腹部の張りや膨張が初期症状、進行すると胃食道逆流や息切れ、栄養障害が起きることも 患者さんが感じる初期症状は「少しお腹が張っている」という程度です。 しかし嚢胞の増加に伴い、腹部がどんどん大きくなっていきます。 20年から30年という長い時間をかけて嚢胞が増殖増大するため、若い人にはほとんど症状がみられません。 肝機能自体も急激に悪くなるわけではないので、症状がかなり進んでから気づかれ、来院される患者さんがほとんどです。 また、嚢胞が増大した場合、隣接する他の臓器を圧迫し腹部不快感や腹部膨満、胃食道逆流、息切れ、呼吸困難、腰痛・背部痛、栄養障害などの症状が出ることもあります。 嚢胞が増えることで正常な動きをする肝臓が小さくなり、肝機能に障害が出ます。 しかしこの治療法では再び水が溜まってしまうため、あまり効果が期待できません。 また、無水アルコールやオルダミンを用いた「硬化療法」があり、効果的なこともあります。 また、嚢胞栄養していると思われる動脈を詰める「肝動脈塞栓療法(TAE)」という治療法も効果が認められることがあります。 正常な血管を傷つけないよう慎重に行うため、手術は長時間を要します。 を合併していることもあるため、時には肝腎同時移植を行います。 多発性肝嚢胞に対する肝切除術 筑波大学附属病院のほかに多発性嚢胞の治療を多く実施している医療機関が複数あります。 近畿大学医学部附属病院消化器内科 工藤 正俊教授は、主に嚢胞が多い患者さんを対象に、オレイン酸エタノールアミン(*タンパク質を固めるもの)を用いた治療を行っています。 また、虎ノ門の腎臓内科に勤務されている乳原善文先生は肝動脈塞栓療法を実施しています。 術後の生活の質の向上を期待できる 術後は変化が大きい方だと、体重が4〜5キロ程度減る患者さんもいらっしゃいます。 1か月程度の入院が必要です。 肝機能を守るため、手術で切除できる肝臓には限界があります。 そのため、術後も肝臓が通常の大きさに戻ることはありませんが、切除後は肝臓に発生した袋がそれ以上巨大化しない、言いかえると進行がゆるやかになる患者さんがほとんどです。 何よりも食後すぐにお腹が張る症状がなくなったり、好きな服を着られるようになったりと、生活の質が向上します。 まずは専門医がいる医療機関の受診を 治療がうまくいく患者さんは皆さんが早期治療に取り組んでいます。 多発性を疑ったら、早めに専門医のいる病院に行きましょう。 治療の選択方法は嚢胞の状態により治療表が異なります。 症状が進行する前に受診することが大切です。 筑波大学附属病院• 内科 膠原病・リウマチ・アレルギー内科 血液内科 外科 精神科 神経内科 脳神経外科 呼吸器外科 消化器外科 腎臓内科 心臓血管外科 小児科 小児外科 整形外科 形成外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 放射線科 歯科口腔外科 麻酔科 乳腺外科 呼吸器内科 循環器内科 消化器内科• 茨城県つくば市天久保2丁目1-1• つくばエクスプレス「つくば駅」 A3出口 つくばセンターバスターミナルより乗車 筑波大学循環 右回り ・筑波大学中央・石下駅行きなど 筑波大学病院入口下車徒歩1分 バス10分 JR常磐線 取手~いわき 「土浦駅」 車20分• 029-853-3900.

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肝臓のう胞!の原因と症状

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スポンサーリンク 消化器内科へ行くことになった、経緯は を宜しければご覧ください。 長い道のりでしたが、 とりあえず、 消化器内科 へ。 先生になんでここへ来たのかの経緯をお話しました。 本院にいますので、連絡を取っておきますから。 そして分院の外科の先生と 来週来て話をしてください。 その前にCTスキャンと、MRIを今週末予約しておくので、取ってください。 これ、急患だったらどうするの===??? そんなに待つのやだし !!! すみません、私が、大病院のシステムがわかってないんでしょうか。。。 内科医の先生に、今日待ってもいいので、CTとMRIやってもらえないか 交渉。 CTはOKでしたが、MRIは週末ということになりました。。。 そしてその結果をもとに、翌週、消化器外科にかかることに。 肝嚢胞(かんのうほう)の痛みは今 今でもズキズキする痛みは健在ですが、 一番痛かったのは、あの年末の夜中でした。 今の肝嚢胞(かんのうほう)の痛みとしては、 息を大きく吸ったとき。 大きなげっぷが出たとき。 笑ったとき。 (特に異常は認められず) そう、まったく治ってないわけではないけれど、 あちこち、やっぱり、痛いのです。 CTスキャンとMRIデータを撮って消化器外科へ エ~~、内臓の不具合を調べるために、CTスキャンとMRIというのは よく使用されます。 両方とも、その装置の中央に身体を横たえて、 放射線(CTスキャン)、もしくは磁気、ラジオ波(MRI) により、各臓器、骨などの様子を画像に現し、 不具合を見つけ出すものですね。 それぞれの装置に、発見の得意分野があるようです。 なので、 この二つをばっちり受けておけば、 私の内臓は丸裸になって細かい部分まで悪いところが わかるのだな~~という理解です。 スポンサーリンク CTスキャン さて、その検査を終えて、 私は今度は、消化器外科の診察を受けました。 そこでこの、肝嚢胞(かんのうほう)のお話を最初からして。 この、分院の外科の先生は、私の内臓のCTスキャンと MRIの画像をまぢまぢと診て、おっしゃったのは、 15cmの嚢胞(のうほう)で手術は実はあまりない。 嚢胞(のうほう)、こんな位置にあるでしょう。 手術するとしたら今混んでいるので、あと1か月は待つようですね。 手術の方法についてもざっくり、説明を受けました。 腹腔鏡を用いて、の手術。 ただ、位置が少し微妙に高いので、もしかしたら開腹に なってしまうかもしれない、と。。。 嫌だな・・・痛そう。。。 その前に、胃カメラ、地味に嫌なんだけど・・・。 など、いろいろ考えたんですが、 結局、胃の検査もしばらくしてなかったし、 ここはひとつ、やっておいたほうがいいかな、と 思いました。 今日のまとめ 1.肝嚢胞(かんのうほう)は、基本、消化器内科ではアドバイスは いただけるが、治療はできない。 お薬も出ない。 2.私がかかった総合病院二つは肝臓専門医がいなかった。 これは、どこの地方でも一緒なのか、私の地域だけ? 3.造影剤を血管から注射し、CTスキャンとMRIにて不具合を調べる。 4.痛さの具合によっては、それにプラスして胃カメラ検査のオプションも 追加される。 5.肝嚢胞(かんのうほう)は良性なため、直径15センチくらいなら 経過観察がメイン。 消化器外科にて、腹腔鏡、開腹による手術は可能であるが、 手術をするためのスタンダードは設けられていない。 痛い、胃に圧迫感があって吐く、など放っておけない症状により判断される。 では、私、もうすぐ胃カメラを飲みますです。 これで私の内臓のすべてがわかるのか??? (笑) よい結果がでることを祈ってます。 では次は、 50代女性、胃カメラを飲む、もとい、 に続きます。

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